図解:Weekly Ochiai「平成をアップデートせよ」2018年の振り返り。

こんにちは、Natsumiです。

みなさんは、Weekly Ochiaiという番組を知っていますか?
2018年の締めくくりにふさわしい「平成をアップデートせよ」というテーマだったので、これを図解でまとめつつ、2018年を振り返りたいと思います。

わたしの2018年を一言であらわすと「模索」です。でも新しいことにチャレンジしたり、新しい人といっぱい出会えて、実りの多い一年となりました。

と本題に入る前に、Weekly Ochiaiの説明からさせてください。

Weekly Ochiaiとは?

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」で毎週水曜22-23時に生放送されている。メディアアーティスト・落合陽一さんの番組。毎週いろいろな業界のゲストが来て、「アップデート」をテーマにディスカッションが行われます。NewsPicksの有料会員(月額1,400)になると観れる番組です。
自分の興味あるテーマだけではなく、知らなかった領域のテーマでも、楽しめるのが魅力です。

2018年のWeekly Ochiaiのベスト3

ちなみに、私が勝手に選んだ2018年のWeekly Ochiaiのベスト3はこちらです。

1. スポーツをアップデートせよ
太田雄貴さんのフェンシングの改革は、スポーツ界のロールモデルになると思います。
スポーツ x テクノロジーで、エンタメ化が進むと面白い。

フェンシングが一気に好きになりました。先日の大会もほんと感動!

「全日本フェンシング選手権大会」に感動しました!Abema TVのライブ視聴が11万超え!

2. 小売をアップデートせよ
メガネチェーン、オンデーズ を奇跡的に復活させた田中修治さん。キャッシュレス、サブスクリプション、信用経済などのトレンドや未来について落合さんと議論。

『破天荒フェニックス』の本もよんで、オンデーズのメガネも買いました!

オンデーズのメガネを買いました。すっかりファンになった理由。

3. 幸福をアップデートせよ
番組観覧しました。石川善樹さんの、幸福をロジカルに分解していたのが、本当に分かりやすい。
幸福という本質的なテーマなのに、アップデートできそうな気がしました。

じつは、この画像にも私がちょこっと映っています。
幸福とは「与える」もの、「受けとる」ものではないということ。
「ポジティブスケジューリング」という、自分が幸せと感じるスケジュールを1週間に1回でもいいから入れておくことが大事。

Weekly Ochiai収録レポ 『幸福をアップデートせよ』落合陽一 x 石川善樹

「平成をアップデートせよ」

そして本題の「平成をアップデートせよ」です。今回は、各業界から専門家を招いてのディスカッションとなりました。いくつか面白かった例え話など、ピックアップしたいと思います。

1. これからは「医者型」ではなく「ライザップ型」へ

まず、最初にこの例えが、すごく分かりやすかったのでご紹介します。
産業医のプロ・大室正志先生のコメントより。

「医者型」は、「不安をあおり、その不安から行動をうながす」。
たとえば、「あなたはこのまま今の食生活を続けていると、糖尿病になりますよ」という感じです。これで動かせるひとは少ない。

「ライザップ型」は、「なりたい姿を描き、そこに向けて行動をうながす」。
よくCMでやっているように、「痩せたらこんなにカッコよくなりますよ」という感じですね。

これからの時代に求められるのは「ライザップ型」。
なりたい姿=ビジョンを明確に描くこと、これが重要になる。
平成は、これができていなかったとのこと。

なるほど、このたとえは、すごい納得できました。
ビジョンを描きつつ、具体的な数値目標(例:何kg痩せる)を持つことが大事になりますね。
私自身は、2018年は「明確にビジョンや目標をもつこと」を意識した年でした。1年後、3年後、5年後の目標をとりあえず立ててみました。まだまだ荒削りだし「自分がなにをやりたいのか?」は、いまだ模索中。
でも2019年に向けてアップデートしていきたいですね。

2. 「PL脳」から「BS脳」へ

こちらも、たとえ話です。まず念のため、言葉の説明からさせてください。

・P/L = 損益計算書のことで、1年間の経営成績を表す決算書。Profit and Loss statement(PL)と呼ばれ、会社の利益と損失のまとめ。

・B/S = 貸借対照表、バランスシート(Balance Sheet)のこと。企業・事業体などが決算日などに保有する「資産」と支払うべき「負債」、その差額である「資本」のまとめ。

要は、目先のことだけ短期的に考えるのではなく、長期的な視点で考えることが重要とのこと。
これは転職などにも同じことが言えるかもしれません。目先の給料アップで考えるのではなく、長期的な視点でキャリア開発につながるか?スキル、実績、経験が蓄積できるか?という資産形成の考えかたですね。

わたしは、2018年は「自己投資」を意識した年でした。オンラインサロンとか、NewsPicksアカデミア(NewsPicksの有料会員)もそうだし、自分の業務に直結しないことでも、いろいろチャレンジすることが大事と思っています。これは、2019年も続けていきたいです。

3. 「個」⇔「社会」

こちらは、どちらの軸もあっていいとのこと。

「個」は、「個」を究めるということ。最近よく言われていますが、自分自身をブランド化するとか、自分の軸を見つけるとかですね。

「社会」は、企業を超えた「社会的価値」を考えるということ。
自分がいまやっている仕事が、単に会社の利益を上げることではなく、社会にどんな影響をもたらすのか?を意識するということです。

私の場合は、ここについて葛藤があります。やはり企業に勤めていると、「その会社の数字が達成できていない、それをどうするか?」「上にどう報告するか?」ということが多い。
もっと本質的な価値に目を向けたい。自分が仕事をしていることが、どう社会の役に立つか?ということは、これからも考えていきたいです。
先日仙台の石巻に行ったヤフーアカデミアの合宿が、これを考えるキッカケになっています。
参考ブログ:ヤフーアカデミア合宿「被災地から創る未来 ~Change Makerになる~」1日目

4. 「1つタグ」⇔「複数タグ」

タグというのは、自分の専門領域です。自分は何者か?を表すものですかね。
この話はマイクロソフトのエバンジェリストである澤円さんから問題提起ありました。

澤さんいわく、複数タグをもつことが重要とのこと。

これは、「副業」、「複業」の話にも展開しました。
日本人はこれまで1つの企業にとどまることが良しとされてきた。でも人生100年時代が叫ばれるなか、60歳で定年を迎えてから「自分はどうするか?」を考えるのでは遅い。今のうちから、自分のタグを複数持つことが大事。
企業に勤めながら、新たなチャレンジを副業としてするのは重要、という話でした。澤さん自身は、会社経営や、起業コンサル、講師などのタグを持っているとのこと。

「複数タグ」に対して、「1つタグ」を究めることもあっていいのでは?と落合さんからコメント。
たしかに、1つのことを究め続けるのも重要ですよね。誰でも何でもかんでも、副業すればいいということではない。「自分がやりたいことは何なのか?」「ありたい姿は何なのか?」を追求して、熱量をもつことが重要ですね。

これについては、2018年は色々と考える年でした。
同じ企業に16年も勤めているので、環境を変えたいという思いから転職も考えました。結果的にいまの会社に残っていますが、この「複数タグ」のテーマは2019年にチャレンジしていきたいです。
何といっても3ヶ月前に始めたこのブログは、私にとってはすごく大きい力になっています。タグと呼べるまでに至っていないので細々ですが、ブログは2019年も続けていきます!

5. これから求められるのは、H字型人材(越境型人材)?

先ほどの話と関連して、T字型人材H字型人材(越境型人材)について。

1つタグは、T字型人材。
複数タグは、H字型人材(越境型人材)と理解しました。

人事評価の世界でよくいわれている「T字型人材」とは、特定の分野を究め、その深い専門知識と経験・スキルの蓄積を自らの縦軸に据えつつ、さらにそれ以外の多様なジャンルについても幅広い知見を併せ持っている横軸をもつ人材のことです。

それに対し「H字型人材」と呼ばれる、2つの専門性を持ち、視点を切り替えて考えることができる人材の重要性が指摘されるようになりました。
また「越境」という言葉が、今回の放送で出てきましたが、これは良いなと思いました。
例として、フェンシングの元メダリストの太田雄貴さん。フェンシング協会の会長に就任されながら、国際フェンシング連盟の副会長に就任。
フェンシング業界の革命に、フェンシングに関係ないビジネスパーソンを副業として雇ったり、落合陽一さんなどをアドバイザーにしたりと、「越境」を実践されています。
「越境」ってすごくいい言葉じゃないですか?「越境」を許されない環境であれば、そこから出るべきだし、「越境」して新しい人といっぱい出会いたいですね。

6. 「キーワード病」から脱却せよ

今回の放送でも、デジタル、イノベーション、働き方改革、アクティブラーニングなどの、キーワードがでてきました。いわゆるバズワードですね。
これらのキーワードの言葉の定義はもう辞めよう、とにかくこれに対して行動しよう、まずやってみようという話がありました。

トレンドに敏感になることは重要なのですが、評論家になるのではなく、「まずやってみる」。
その意識が重要ということを改めて感じました。

これについては、「釣り」の例が分かりやすいかと思います。
「釣り竿」であるツール、たとえばAIなどに目を向けられますが、これはただのツールでしかない。
なぜ釣るか?何を釣るか?どう釣るか?が重要になる。

2018年は、キーワードに踊らされた年だった気がします。特にITをやっていると、AI、IoTなどはバズワードになっている。この「キーワード病」というのは、すごく心にグサッと来ました。私も釣り竿ばっかりに目がいってしまうので、この「釣り」の例を意識していきたいです。

最後に落合さんから、平成の次の新しい年号にもっていきたい言葉の発表がありました。

「熱狂」

私自身は、これまでお話してきたとおり、まだまだ「模索中」です。
とりあえず「やりたい」「興味ある」と思ったことは、色々とトライしてみて、自分が熱狂できるものを見つけていきたいです!

2018年は、ありがとうございました!
また来年もよろしくお願いします!

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