こんにちは、Natsumiです。
『ワーク・ルールズ - 君の生き方とリーダーシップを変える』という、Googleの人事制度についての本を読みましたので、感想とまとめです。
この本は、いまのGoogleの人事制度を築いた人事トップが採用、育成、評価のすべてを語っています。
Googleの人事制度のユニークさは有名です。それが一番よく分かる本でした。
個人的にすごく興味があり、他にも下記の本を読みましたので紹介します。
Googleについて書かれているその他の本
『How Google Works』
→会長が、Google誕生から、どのように検索エンジンなどのイノベーションが生まれたか、カルチャーをどう作っているか、Googleの原点が分かる本です。
『ワークスマート』岩村 水樹
→Googleジャパンの現役女性CMOである岩村さんが書かれた本。こちらは女性の立場から共感する点が多い。
女性の働き方改革プロジェクト「Women will」の誕生秘話など。
『世界最高のチーム』 ピョートル・フェリクス・グジバチ
→元Googleの人材開発のピョートルさんの著書。他にも多数本を出されている。
もちろんGoogleのようなカルチャーを作るのは、簡単ではありません。
ただ1つでも自社で取り入れられるようなヒントは、いっぱいあると思います。
この『ワーク・ルールズ』の中でも、どのように自社で始めるか?の10のステップについて書かれています。
『ワーク・ルールズ』はこんな人にオススメ
・Googleの人事制度を少しでも取り入れたい人事担当者、経営者、リーダー
・自社のカルチャー、職場環境を見直したいビジネス・パーソン
・Googleの成功の秘訣、カルチャー、人事制度を知りたい人
Googleの人事制度のユニークなところ
・徹底した採用プロセス
採用する部署のマネージャに採用権限はない。徹底した採用プロセスにそって、最低4人の面接、その結果が採用委員会で判断される。
採用を最重要視しており、一切の妥協はない。
・オープン
経営会議の議事録や、今後リリースされる新製品の情報など、
すべての情報が社員にオープン。
毎週おこなわれるCEOも参加する全社会議でも、何を質問してもOK。
このオープンさが、社員の自発性をうながす。日本の社員同士でも、ファーストネームで呼び合うなど、他社にはないオープンさを感じます。
・イノベーションを生む「20%ルール」
就業時間の20%は、通常業務から離れて自分の好きなプロジェクトをして良い。このルールからGmailが生まれたとされている。
・G to G 「社員同士で教え合う」
たとえば瞑想や英語など、社員同士で教え合う。各社員がどういうスキルを持っているか、というのを公開する仕組みがある。
明日からでもできる、あなたのチームと職場を変える10のステップ
1. 仕事に意味をもたせる
会社のミッションと、各社員が実施していることが、どのように連携しているか?それを理解してもらうこと。
2. 人を信用する
すべての社員にオープンに情報開示。そして発言権をあたえること。
経営陣やマネージャの権限の一部を委譲する。
3. 自分より優秀な人だけを採用する
採用に妥協しない。採用はチームで担当し、採用基準を明確にする。
4. 発展的な対話と、パフォーマンスのマネジメントを混同しない
マネージャは、チームメンバーとの”対話”を重ねる。
業績評価は、マネージャの個人に依存せず、チームで実施する。
5. 「2本のテール」に注目する
最も優秀な人、なぜうまくいっているかを分析する。社内の教師をさせる。
最も業績が低い人、なぜうまくいっていないか、新しい役割をみつける手助けをする。
6. カネを使うべきときは惜しみなく使う
たとえば、親族に不幸があった時とか。人生の大事なときに、会社として支援する。
7. 報酬は不公平に払う
報酬はパフォーマンスに依存、差があって良い。
成功を褒める、失敗にエールを送るのは、チームでオープンに実施する。
8. ナッジ – きっかけづくり
たとえば、給与の天引きを増やして、資産運用にあてる。不健康な食べ物を視界にいれない。チームの生産性があがるために、どのようなキッカケづくりができるか?職場のパーティションを取る、固定席からフリー席にするなど。
9. 高まる期待をマネジメントする
制度などを変更するときは、反発がある。
なぜ変えるのか?の説明をきちんとして、社員に納得、期待してもらう。
10. 楽しもう (そして、1に戻って繰り返し)
まずは自分が楽しむこと!働きたいと思う環境を作ること。
とりあえず、できるところから試すので良い!
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