こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
昨日はNewsPicksアカデミアのイベントがありました。こちらのイベントでは、既に30万部を突破した、前田裕二さんの『メモの魔力』をさらに深堀りした
「メモ魔術」 のお話が聞けましたので、レポートします。
前田さんから、このイベントを通じて一番大事なメッセージがありましたので、先に書きます。
「メモ魔術」を身につけて
自分が取り組んでいる分野で、必ずNo.1になってください。
絶対に、なれます。
これが一番大事なメッセージ。この「メモ魔術」がどうしたら身につくか、そして誰でもNo.1になれる理由について、このイベントで話がありました。
インプットとアウトプットが「最強」に上手くなり「No.1」になれる
このイベントでは、『メモの魔力』を読んできているのが前提ですので、「具体→抽象→転用」についての基本は分かっているという前提で、それをさらに深掘りした内容でした。
メモで、インプットとアウトプットが「最強」に上手くなる。
インプットとアウトプットのサイクルを回せるようになるので、仕事の能力が上がっていく。これは気づいたら、10倍、100倍の差が付いてくる、そして「メモ魔術」を究めれば、自分が取り組んでいる分野でNo.1になれるとのこと。
インプット
- ① 情報を取る : 情報の素通りがなくなる
- ② 傾聴する : 相手のより深い話を聞き出せる
- ③ 構造化する : 話の骨組みが分かるようになる
アウトプット
- ④ 知的生産にする : 自分の課題がアイデアになる
- ⑤ 言語化する : あいまいな感覚や概念が、言葉になる
なぜ「メモ魔術」を究めると「No.1」になれるのか?
この理由について説明がありました。
「メモ魔術」により、インプットとアウトプットのサイクルを回せるようになると、メモが単なる「記録」ではなく、「知的生産」つまり、自分の課題をアイデアにすることができる。
前田さんは「一流」の方々と会う機会が多いとのことですが、「一流」の方々でも、メモを「記録」として取っているのに留まっている。これを「知的生産」に変えられると、「No.1」になれると確信しているとのことでした。
「インプット」を上手くするには?
① 情報を取る:情報の素通りがなくなる
前田さんは「情報獲得伝達率」を上げる、という表現をされていました。
- 自分の中で「課題」を持っておく
- メモを取る「姿勢」を持つ
- 書かなきゃという気持ちが生まれる
- これにより、取る情報が増える(情報獲得伝達率が上がる)
私は、前田さんのこちらの言葉が、好きです。
この言葉に凝縮されているように、「メモを取るんだ」「ここから、すべてを吸収するぞ」という「姿勢」が一番大事。
メモとは「姿勢」である
まさにこの前田さんのイベントに参加されていた皆さんのようなことで、この「姿勢」をひしひしと感じました。
たとえば、講演台にあった「デジタルタイマー」を例にしてみると
- × 時間が表示されているな
- ◯ ベゼルがある → なんでだろう? → カラーバリエーションが豊富なほうが売れるのかな→「カラーリングマーケティング」と名付けよう→自分の仕事にどう転用できるかな?
という感じで、1つ1つを「Why?」で深掘りしていくと、情報獲得伝達率が上がっていく。
ここで基本になってくるのは、『メモの魔力』に書かれている「具体→抽象→転用」の流れになります。
ここでもう1つ大事なのは、自分の中で「課題」を持っておくこと。
たとえば「本のタイトルを作りたい」など、これを持っておくことで、世の中にあふれているキャッチコピーや広告の情報を取るようになるし、どのような情報を取るか、抽象化、転用するかが変わってくる。
② 傾聴する:相手のより深い話を聞き出せる
メモとは最強のコミュニケーションツールである、と感じました。
メモを取っていると、「真剣に話を聞いているよ」というのが自然と相手に伝わる。「1つでも多くのことを相手から吸収したい」という姿勢が伝わる。
そのことで、より相手の深い話が聞けるようになるとのことでした。
このことでメモを取らなければ、たった「1」しか聞けなかった話が、「10」とか「100」にも聞けるようになる。
たとえば、前田さんがSHOWROOMを始めるときに、中国に行って、似たようなサービスをやっている会社に話を聞きに行ったときも、ライバル会社にあたる自分に、全部情報を伝えてくれた。これも「メモの魔力」だったというお話がありました。
紙でメモを取ることに、こだわっている
紙でメモを取るメリットとして、3つ挙げられていました。とにかく前田さんは紙でメモを取ることにこだわっていて、ノート1冊をわずか3日で書き終えるとのことでした。この話は衝撃でした。
- コミュニケーションツールとして、メモを取る姿勢が相手に伝わる
- 書き手の記憶に残る
- そもそも”物質”として価値が高い(1点モノになる)
紙、つまり「手書き」の良さは、最近注目されてきており、『メモの魔力』の新聞広告も、手書きにこだわったとのこと。
前田さんの優しさや人柄が、この手書きの文字からも伝わってきます。
③ 構造化する:話の骨組みが分かるようになる
ここは『メモの魔力』で書かれている「標語」をつけるところが、重要になってくるとのことでした。
つまり、この話を一言で表現すると◯◯
先ほどのデジタルタイマーの例で言うと、「カラーリングマーケティング」といったキーワードになります。
- メモを取る
- 「標語」をつけていく
- 話の骨組みが分かるようになってくる
という流れができます。
「アウトプット」を上手くするには?
では、ここまでのインプットを、どのようにアウトプットしていくか?という話になりました。
④ 知的生産にする:自分の課題がアイデアになる
自分が持っている課題を、どうアイデアに変えていくか?「知的生産」にしていくか?という点について。
「具体→抽象→転用」をできるのが、人間である
という表現をされていて、具体を具体のままで終わらせるのはロボットでもできる。自分が持っている課題を、具体から抽象に変えていくことでアイデアが生まれる。それを転用して活かしていく。
「Why?」を考えるのが大事
ここで例にでたのが、前田さんが宮崎に行ったときに、タクシー運転手とした話。
タクシー運転手さんが、歌舞伎町で一番稼ぐタクシー運転手だった
⬇ Why?
1)固定客をつける、2)新規客を増やすことができたから。
⬇ Why?
1)固定客をつけるには、タクシーの中での会話が重要
2)新規客を増やすには、流しを待っている客が捕まりやすいマップを作る
抽象化する「軸」をもつ
タクシーの話をここで終わらせるのではなく、自分が持っている課題に合う、いくつかの軸で抽象化すると良いとのことでした。
- コミュニケーション軸:具体的なエピソードがあると、心に残るよね。
- 場所軸:「地方」のタクシー運転手の話は、心に残るよね。
などなど。
⑤ 言語化する:あいまいな感覚や概念が、言葉になる
ここでは、言語化がなぜ重要かというお話がありました。
自分のなかでの、あいまいな感覚や概念が言葉になる。
メモは「言語化のエンジン」である
言語化することで、過去から学ぶだけではなく、未来の予習に使うという話もでました。
ここでは前田さんは「手帳」のメモを使って、未来の予習をしているとのこと。
1日のスケジュールで、ミーティングが予定されているのであれば、そのアジェンダを予想しておく、そしてそれに対するアイデアを先に書いておく。これをすることで、そのミーティングでの自分の価値が最大化する。
今回のイベントでの、きったんさんのグラレポがすごく分かりやすくて”神”なので、貼らせていただきます。
前田さんの「自分が取り組んでいる分野で、必ずNo.1になってください。絶対に、なれます。」という強いメッセージに、勇気づけられたイベントでした!
ありがとうございました!!
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