『シン・ニホン』アンバサダーのコミュニティづくり

私は『シン・ニホン』という本の第一期のアンバサダーとなり、読書会を開いたり、活動をしています。

第二期のアンバサダー講座のお手伝いもさせていただき、ちょうど講座が完了したタイミングです。(毎週、全7回)。

最後の回では、自分でも思いも寄らず、涙があふれてしまいました。

とにかく熱いコミュニティで、「コミュニティづくり」という点でも、ほんとに学びが多かったので、ここに書いておきたいなと思います。こんな経験をさせていただき、感謝です!

ちなみに、ここでいう「コミュニティ」の定義は、こちらです。

  • ひとりひとりが能動的である
  • 対等にコミュニケーションできる

コミュニティの輪が広がる設計

まずいいなと思うのが、コミュニティの輪が広がる設計であること。

『シン・ニホン』アンバサダーとは

  • 全6回のアンバサダー養成講座プログラムを修了した、
  • アンバサダーの名を冠して『シン・ニホン』の読書会を主宰することをNewsPicksパブリッシングから認定された読者

講座を受けて終わりではなく、講座の後に「読書会を主宰すること」つまり、自分で輪を広げることが前提となっている。

こんな感じで、アンバサダーの数だけ、輪が広がっていくイメージ。

アンバサダーが開く読書会のスタイルは、アンバサダーひとりひとりに委ねられている。でも「場」としての共通の方向づけはある。

こうやって「場」としてのあり方を明確にするのは、良いですよね。

  • 「答えを教えてもらおうとする人」ではなく、「自ら考えようとする人」のための場でありたい
  • 「受け身で聞く人」ではなく、「自ら対話を交わそうとする人」のための場でありたい
  • 「理解を目標にする人」ではなく、「どんなささやかでも行動に移す人」のための場でありたい

『シン・ニホン』という共通の価値観

そもそも、『シン・ニホン』という本に共感して、ここが共通の価値観となっている。

コミュニティには、共通の価値観があってこそ、その上で成り立つ多様性があると感じています。

第一期もめちゃくちゃ多様だったのですが、第二期もさらに多様になっています。高校生から還暦を迎えた人まで年齢も多様だし、職業や住んでいる場所も多様。

このように、共通の価値観が明確になっているのは、コミュニティにとって大事なことだなと改めて感じました。

極端な話しですが、

  • 「誰もいいから集まろう!」
  • 「この本に共感する人、集まろう!」

の2つがあったら、後者がコミュニティとして盛り上がるよね、ということですかね。

コミュニティには「愛」と「やさしさ」がある

今週参加したコミュニティのトークイベントで、

コミュニティには「愛」と「やさしさ」があるよね

という話しがあって、共感しました。

この『シン・ニホン』コミュニティでは、運営する側のみなさんの「愛」と「やさしさ」が詰まっていて、感動しました。

  • どうやったら、参加者ひとりひとりが主体的に関われるか?
  • どうやったら、もっと場が良くなるか?
  • どうやったら、みんなが、もっとつながれるか?

などなど、真剣に考えて、運営されている。

毎週の読書会では、必ずアンケートを取り、それをフィードバック&改善する事前ミーティングをして、次の読書会に活かす。

「参加者ひとりひとりが主役」を大切にされており、「誰も取り残さない」ことを信念に運営されている。

初回の読書会では、参加者同士が他己紹介し合うというのをやりました。

なんで、人は「自分のことを知ってもらう」のが好きなのか?

一見、時間が掛かることを丁寧にやることで、参加者ひとりひとりの個性にスポットライトが当たり、お互いを認め合うという空気が一気にできたと感じています。

これ以外にも、

  • ニックネームで呼び合う
  • つながりが活性化するように、読書会の合間に宿題があって、それを色んなチームで実施する設計(チーム名を決める)
  • 毎回の読書会では、サマリを発表する人、ファシリテーターをする人、議論に参加する人など、それぞれに役割がある
  • ひとりひとりが場をつくる存在になっている
  • チェックイン、チェックアウトも「愛」と「やさしさ」

第一期と違ったのは、読書会の合間の宿題。これをチームで実施することで、それぞれのチームの結束が強まる。

なんと、最初のチームは5時間くらいディスカッションしていた、という話しを後から聞いて、びっくりしました。

このチームの結束が、2回目の読書会から明らかに現われていました。それぞれのチームで、チーム名を付けたのも良かったと思います。

毎回の読書会では、アイスブレイク的にやる「チェックイン」と、最後それぞれの気づきをシェアする「チェックアウト」があるのですが、それも、「愛」と「やさしさ」にあふれていました。

「チェックイン」では、多様なメンバーの中でマウンティングとか起きないようなフラットなお題にする。

  • 今日の夜ご飯は?
  • 最近嬉しかったことは?
  • 最近やってしまった無駄遣いは?

毎回読書会のはじまりで、Zoomにひとりひとりが入ってきたタイミングで、声をかけるとか、ほんとに愛にあふれていたなと感じます。

ある回では、『シン・ニホン』に書かれている「愛の循環」をテーマに議論をしていて、それぞれがZoomの表示名を「愛の〇〇」とか「ラブ〇〇」とかに変えていたのも印象的です。

私は、「愛のミックス」って変えて、そのまま別のZoomに参加してしまい、冷や汗をかきました。

毎回の読書会の最後に撮っていた集合写真も「色んなポーズをしてみよう」とか、つながりが強まったのかなーと思います。

読書会の合間も、めちゃくちゃ盛り上がっていた

毎週の読書会の合間も、めちゃくちゃ盛り上がっていました。

Facebookから途中Slackにツールが移行して、いろんなチャンネルが立ち上がっていました。自主的にいろんなチャンネルや勉強会が立ち上がっているのが良いですね。

  • 雑談
  • 講座の振り返り
  • 面白かった記事紹介
  • 最近読んでる本紹介
  • 意見箱
  • イベント共有
  • みんなのチャーム

極めつけは、「みんなのチャーム」!

これが、ほんとに最高でした。

『シン・ニホン』のなかで唯一と言っていいほど、ファクトベースで書かれていない異色のことがあり、それが「チャーム」。

ものすごくざっくり言うと、その人の人間的な魅力や個性。

全部の講座が終わったあとに、「みんなのチャーム」をひとりひとりにフィードバックしよう!と立ち上がっていました。

ここに書かれている言葉は、すべてポジティブで、人生の糧になる言葉が並んでいました。まさに、ここにも愛とやさしさ!

自分の「宣言」で修了

講座がどういう形で始まり、修了するかは、すごく大切だと思っています。

始まりは、結構書くのが大変なエントリーフォームに記入して審査。

倍率が高いので、「やっと入れた!」という感じになるし、そもそもエントリーフォームに、『シン・ニホン』への想いとかを書くというハードルがあるのも、良いと思いました。

そして、修了は、自分の「宣言」で終わる。

あくまでも主体的に参加する場なので、

  • 自分がどう感じたか?
  • これから何をしたいか?

を、最後の読書会で1人2分で「宣言」する場がありました。

そこに、なんと著者である安宅さんがZoomに飛び入り参加されて、直接フィードバックをいただくという贅沢な場!

これだけじゃなくて、読書会が全部終わったあとに、『シン・ニホン』を通じて自分は何を得たか? という卒業論文的なものを、noteに上げるというのがありました。

しかも、『シン・ニホン』のプロデューサー岩佐さん、編集者の井上さんの、プロの添削付き。

これが良いのは、自分で振り返って、自分の言葉で書き留めること。

自分の「宣言」で修了して、ここが新しいスタート地点であるという設計がすばらしいなと思いました!

この1つひとつの文章に、みなさんの個性があふれていて、めちゃくちゃ感動して、励まされました。ありがとうございました!

第二期アンバサダーのみなさんのご紹介と、みなさんが書かれているnoteは、こちらから読めます!

「愛」と「やさしさ」にあふれた素晴らしい”つながり”に、感謝感激です!!

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