こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
昨日は、こちらのNewsPicksアカデミアのイベントに参加してきました。
教育改革実践家である藤原先生のプレゼン、そして希少性のある人材(100万人に1人のミリオンズ)のモデルケースとして、お2人の登壇者がゲストに来てのトークセッション、あっという間の1時間でした。
藤原先生の全著作と活動は、「よのなかnet」で。
藤原先生のおススメ本がリストされている「よのなかnet としょかん」も、ビジネスパーソン必読の5冊や、子育てに必読の5冊などあって、ものすごく読みたい本がいっぱいになりました。
そして、ミリオンズのご登壇者のお2人は、
このものすごーく濃かったセッションを、さらに濃縮してお届けします。
ちなみに、こちらがスタジオにあったホワイトボードです。
100万人に1人の「希少性」は、「三角形の面積」の大きさ
まず、最初にお話があったのは、100人に1人の3つの掛け算で、100万人に1人の希少性を手に入れるということ。ちなみに、100万人に1人というのは、ちょうどオリンピックのメダリストの確率。
1/100 ✕ 1/100 ✕ 1/100 =100万人に1人の「希少性」
これをホワイトボードでは、三角形で描かれていて、1歩目、2歩目、3歩目と進んでいくことで、この三角形ができる。
- この三角形の面積は大きいほど、希少性が高い。
- 1歩目、2歩目、2歩目が離れていると面積が大きくなる。
ぜんぜん関係ない遠い領域にあえて飛び込んでみると、この1歩目、2歩目が離れて、面積が大きくなる。
それを意識した上で、1歩目、2歩目、3歩目をどう創っていくか。ここで藤原先生の例がお話されました。
- 1歩目(ホップ):「営業、プレゼン」リクルート時代 22-27歳
- 2歩目(ステップ):「マネジメント」 27-37歳
- 3歩目(ジャンプ):「学校教育」 47歳~
3歩目にいくところで、“迷走”していたとのことで、その”迷走”がホワイトボードでも、赤い線で表現されています。
会社の危機は、自分のチャンス
藤原先生がリクルートで働いていたときに「リクルート事件」が起きて、会社の名刺が通用せずに、「個人で生きる」ことのキッカケができたとのこと。このように「会社の危機は、自分のチャンス」になる。そして、会社の危機だけじゃなくても、ご自身が病にかかったり、リーマンショックで景気が悪くなったり、そういったことを、いかにチャンスにしていくか、それが大切。
1歩目、2歩目、3歩目のコツ
ここで藤原先生の例を聞きながら、参加者同士でブレインストーミングをしながら、1歩目、2歩目、3歩目のコツについて、みんなで考えました。
1歩目は、とにかく「量」
1歩目は、あまり考えずに飛び込むケースがほとんど。それはそれで良いとのことで、まずは、とにかく「量」が大切ということ。
働き方改革と叫ばれている時代だけど、この1歩目できちんと「量」をこなさないと「質」には結びつかない。3年でも5年でも10年でもいいけど、「量」をこなすこと。
2歩目は、「個人としての”自分”を試す」
2歩目で話があがったのは、たとえば、被災地のボランティアや、バングラデシュなどの貧困地などの名刺が通用しない所で、 「個人としての”自分”を試す」 こと。
被災地や貧困地でなかったとしても、自分のそれまでの名刺が通用しない所に言って、「自分が人間として何ができるか?」を試すこと。
自分を「不利な状況」にあえて置いてみる。そこで、できた”魂の友人”も、貴重な存在になる。
3歩目は、「自分の安売り」
3歩目の話がおもしろくて、ものすごく共感しました。
1歩目、2歩目とキャリアを積んでくると、ついついその後は、「年収を増やしたい」とか、新しいチャレンジにも保守的になってしまう。
ここは「自分の安売り」と割り切る。
新しい領域にチャレンジするときは、自分が得るものが大きい。なので、タダでもやる。それくらいの覚悟が必要。
第一号をとる
藤原先生は、 東京都の民間人校長 “第一号” だった。第一号と第二号は、ぜんぜんちがう。第一号を「自分を安売り」してでも、タダでも取りに行くことが大切。
藤原先生の「たった一度の人生を変える勉強をしよう」の講義は、YouTubeから観れます。
こちらは「10年後、君に仕事はあるのか?」の講義。
ミリオンズから学ぶ
そしてここからは、100万人に1人、ミリオンズのモデルケースとして、お2人のゲストをお招きしてのトーク。
NewsPicksでも特集記事が公開されています。(有料会員のみ見れます)
お1人目は、グッドモーニングスの水代さん。
こちらの記事です。
丸の内などの「まちづくり」や、全国でのコミュニティづくりで引っ張りダコになっているという水代さん。今は東京の浜町にオフィスがあって、浜町での「まちづくり」も手がけられている。
浜町のHama Houseの取り組みも、今回初めて知ったのですが、ものすごくおもしろい。ブックカフェやコミュニティ・スペース、スモールオフィスを運営されています。このHama Houseでは、毎月月末にイベントやっているようで、これは行ってみたいです!
水代さんの、1歩目、2歩目、3歩目についてお話がありました。
- 1歩目(ホップ):「飲み屋」→ IDEEで店舗開発
- 2歩目(ステップ):「地域づくり」
- 3歩目(ジャンプ):「場づくり専門家」グッドモーニングスを起業
とにかく「量」が大切という1歩目は、飲み屋でひたすら夜まで働いて、試行錯誤を繰り返してきたとのこと。ここに水代さんの原点がある。
そのあとの、IDEEでの店舗開発から、会社の危機があって、三菱地所の丸の内再開発と出会ったとのこと。これが2歩目につながることに。
水代さんのお話は、「量」が「質」に結果として変わっていくということ。人と人とのつながりを、丁寧にやってきた1歩目の原点があって、今があるということを学ばせていただきました。
お2人目は、モリウミアスの油井さん。
こちらの記事です。
油井さんからも、1歩目、2歩目、3歩目についてお話がありました。
- 1歩目(ホップ):「テレビ番組のコーディネーター」アメリカ
- 2歩目(ステップ):「キッザニアの創業」
- 3歩目(ジャンプ):「モリウミアスの起業」石巻市雄勝町での自然学校
アメリカのスタジオエンジニアから始まって、テレビ番組のコーディネーターをやっていたときに、あの9.11のテロがあったとのこと。結果的に、そのあと日本に帰国して、キッザニアを共同創業されています。
共通するのは、「人と人とをつなげる」ということ。1歩目で培った経験、人と人とをつなげるということをされてきたのが、そのあとのキッザニア、モリウミアスにつながっている。
キッザニアが拡大しているときに起きたのがリーマンショックで、その危機をチャンスとして活かして、そのときにあった東日本大震災をきっかけに、
石巻市雄勝町での自然学校である「モリウミアス」を始められた。
それまでとは全く違う環境に飛び込むということ、そして被災地の再生というチャレンジをされてきて、大きな三角形が生まれていると、藤原先生から解説がありました。
ちなみに「モリウミアス」の語源は「森」と「海」と子どもたちの「明日」であり、私たちを意味する「US(アス)」でもあるとのこと。
このHPにある油井さんの言葉が、素敵です。
モリウミアスはこども達の学び場です。
豊かな自然とそこに生きる人との交流を通じて
たくましく生きる力を育む場です。
震災により大きなダメージを受けた雄勝には
素敵な方々がたくさんいます。
世界中からも人が集まり、ここには多様な学びがあります。
こども達の、雄勝の未来のために是非お越しください。
行きたい場所が、またひとつ、ふたつ増えました。
藤原先生のプレゼン、そしてゲストのお2人のトークセッション、そのあとの懇親会、すべて熱量高くて、本当にすばらしいイベントでした!
自分のこれからの3歩目をどう創っていくか、行動につなげていきます。
ありがとうございました!
藤原先生の本も、必読ですね。
藤原さんが杉並区で始めた、よのな科〜現在に至る教育改革。社会や地域のことなどを考えて発言する力、横と縦の繋がりが自然と生まれる仕組みづくり。
ホント素敵で、最初に読んだリクルートの軌跡以来、よく著書を読んでます。
また100万人に1人。このキーワードは、偶然同じに日に図書館で手にした堀江さん、茂木健一郎さんの本にも記載されており、これからの社会のあり方改革に必要なことですね。0秒で動かねば…
毎日参考になる情報や気付きのブログ、ありがとうございます。
藤原さんが杉並区で始めた、よのな科〜現在に至る教育改革。社会や地域のことなどを考えて発言する力、横と縦の繋がりが自然と生まれる仕組みづくり。
ホント素敵で、最初に読んだリクルートの軌跡以来、よく著書を読んでます。
また100万人に1人。このキーワードは、偶然同じ日に図書館で手にした堀江さん、茂木健一郎さんの本にも記載されており、これからの社会のあり方改革に必要なことですね。0秒で動かねば…
毎日参考になる情報や気付きのブログ、ありがとうございます。
わー、竹内さん、こちらこそいつもありがとうございます!!藤原先生、圧巻のプレゼンでした!