「自分の可能性を信じて、一歩踏み出してみよう」浜田敬子さん

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

昨日は、母親アップデートコミュニティ(HUC)と、ONE JAPANのなでしこ分科会でコラボイベントをしました。

テーマは、「働く女子のキャリアを考える」

ゲストには、Business Insider Japan 統括編集長の浜田敬子さんをお招きしました。

そして、会場は渋谷スクランブルスクエアにあるSHIBUYA QWS。

私たち母親アップデートコミュニティのイベントは、子連れOKなので、赤ちゃんやお子さんも参加していて、和やかな感じ。そして何より、浜田さんのお話に参加者が惹き込まれていて、イベント終了後も盛り上がっていたのが印象的です。

以前、浜田さんのお話をお伺いし、すごく共感しました。(そのときのツイートを貼っておきます。)

今回またこのような機会で、お話をお伺いできて感激でした。

まずは、浜田さんのご講演のまえに、参加者同士でグループワーク。

  • 母親としての働き方
  • 女性として男性社会で働くこと
  • マネジメント、管理職について
  • 転職含めたキャリアの描き方

の4テーマでディスカッションしました。

いろんな働き方、生き方をしている人同士、また男性も含めてディスカッションできるのが、うれしかったです。

みんなそれぞれが抱えている課題を、こうやって言語化してみたり、共有してみたりすると、「なんだ、大したことない悩みだったんだ」とか「それって、こういう解決できるよね?」「私たちが、フォースとペンギンになろう」とか前向きな話ができました。

みんなの課題感を聞けたところで、ここからが浜田さんのお話です。

与えられた環境をラッキーと思う

私は、ついつい自分が与えられた環境のせいにしてしまい、一歩踏み出せない言い訳にしてしまうことがあります。

みなさんは、どうでしょうか?

自分が与えられた環境をラッキーと思うかどうか?

この基本的なスタンスがすごく大切だと、改めて気づくことができました。

浜田さんは、 朝日新聞社に入社。前橋、仙台支局を経て、「週刊朝日」編集部に異動。このときには「AERA」の担当を希望していたそうですが、希望は叶わなかったとのこと。

しかも当時は、新聞がメインで、雑誌は注目されていなかった部門。でも、そのような状況でも、自分の与えられた環境、置かれている環境をラッキーと思って、色んなことに挑戦された。

新聞だとニュースは降ってくるけど、雑誌だと企画を生みだす必要がある。「ジュリアナ東京」に行ってみたいという気持ちから、取材に行って、その記事を作ったのが最初の企画。それが思った以上に反響があった。

このときのように反響があるようになってから、仕事が面白くなったそうです。

もし自分が望んでいない環境であったとしても、「あえて子会社、あえて左遷部署」と思い、自分の環境をラッキーと思うことで、自分が思っている以外の能力に気づくことがある。

手をあげればチャンスはやってくる

「自分の能力の120パーセントの仕事を取りに行く。無謀な挑戦が大切。」という浜田さん。

英語も話せなかったけど、ニューヨークの長期出張に、手をあげたそうです。

このときに、いきなりヒラリーさんに取材しに行ったり、無謀で大変な苦労もいろいろあったけど、この3ヶ月の経験が財産になった。ヒラリーさんに密着してたからこそ、大統領選挙の立候補のスクープにつながった。

そのときのことを、浜田さんはNewsPicksのコメントでも書かれています。

ある日、マンハッタンの雑居ビルであった教職員組合の集会でヒラリー氏が講演するというので出かけた。講演のあと、ある女性教師が上院議員選挙に出るのかと聞いたら、彼女は「出るわ」とキッパリ。ほとんどアメリカのメディアも来ていなかったが、そこから大騒ぎになった。テレビの中継車が横づけされ、記者会見に。最前列で見た彼女の自信と誇りに満ちた表情やスピーチはいまでも忘れられない。

NewsPicksのコメントより

特にワーキングマザーになると、家庭がどうとか、この先の子供の進学とか、周辺環境ばかりを気にして、手を挙げるハードルを勝手に高くしてしまうことがある。なんとなく、自分の能力の80%くらいで考えてしまうとか。

でも、自分の120%を意識してみると、もっと手を挙げられそうな気がする。

  • 「女性は、黙っていても何もチャンスは来ない。」
  • 「手を挙げてみると、チャンスが舞い込んでくる。」

という言葉は、身にしみました。

目の前にある一段一段を登ろう。一段上がると景色が変わる。

浜田さんのお話で意外だったのは、「AERAで副編集長をやっていたときに、自分は2番手で良いと思っていた」ということ。

「長すぎるポジションは絶対飽きるし、成長できない」

そして実際、編集長というポジションになってみたら、景色が変わった。

それまでの俺に付いてこいタイプのリーダーではなく、自分ならではのリーダーを模索されたそうです。

自分の弱みを見せられると、そのリーダーのためにメンバーが頑張ろうとなる。 リーダーが変われば、ダイバーシティが進む。女性の方が、共感力、傾聴力があることが多いので、リーダーの素質がある。

それ以外にも、

  • 味方を作るには一人ずつ
  • 早い段階から、メンバーに仕事を任せる
  • 社外メンターとシゴトモをつくる

というアドバイスがありました。

メンバーに、ちょっと難しい仕事を依頼してみる。一人一人に合わせて、チャンスを与えていく。チャンスを与えられると、そのメンバーは輝く。そしてリーダーに感謝するようになる。最初はなかなか難しくても、一人ずつ味方が増えていく。

完璧主義を捨てて、なるべく早い段階からメンバーに仕事を任せる。一人で抱えてこんでしまうのは、女性に多い特長。

社外にメンターや、シゴトモを持っていると、相談できる。

いくつになっても、「場数」を踏むことが大切。

もったいないのは、やりたくても、そのチャンスを降りてしまうこと。

目の前にある一段一段を登ろう。一段上がると景色が変わる。

たくさんの勇気をいただきました。

こちらが、今回のイベントのテーマとなった浜田さんの著書です。

浜田さん、すばらしいお話をありがとうございました!

参加者ひとりひとりがアップデートアクションを紙に書いて、記念撮影しました。

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