濱口秀司さん「問いより大切なことは何か」

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

先日私たち母親アップデートコミュニティが参加していたSHIBUYA QWSのこちらのイベントで、ビジネスデザイナーの濱口秀司さんが登壇されていました。

「3分ピッチ」と100回練習した理由。QWSチャレンジ修了!

濱口さんと言えば、USBフラッシュメモリを始めとする数々のイノベーションを世に生み出した人。プレゼンを直接聴けるとは、すごく貴重な機会でした!

写真撮影NGだったため、私が覚えている範囲のアウトプットとなることをご了承くださいませ。

「問いは大切ではない」と一刀両断

今回のプレゼンの場となったQWSの「Q」は、Questionの「Q」。

「問い」がコンセプトとなった共創施設が、QWSです。

QWSから、濱口さんへのプレゼンのお題は、

  • イノベーションにつながる「問い」とは?
  • 参加者みんなの「問い」を磨く

これについて、冒頭から、濱口さんが一刀両断。

「問い」は大切ではない。

みんな、良い答えを出すためには、良い「問い」を生み出さなければいけないと思っているけど、そうではない。

✕ 良い「問い」 → 良い「答え」

✕ 大きな「問い」 → 大きな「答え」

これらは、すべて間違いということ。

じゃあ、何が大切なのか?

すぐに「答え」を出すこと。

みんな、「問い」を出すために、いっぱい時間をかけて、「答え」を出すために、またいっぱい時間をかけるけど、そうではない。

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「問い」も「答え」もすぐに出して、それを繰り返すことが大切。プレゼンの中では「qa3」というキーワードで、問い=q と答え=aを、3回繰り返すと言われていました。

濱口さんから参加者に言われていたのは、

「今日、この会場に来る前に、何か”問い”を持っていましたか?」

「その”問い”に対する答えを持っていましたか?」

この質問には、ドキッとしました。

イベントに行くのにも、「問い」と自分なりの「答え」を持ってから行くことが大切。

「90:10の法則」

これまで800以上のプロジェクトに関わってきたという濱口さん。プロジェクトの9割は、プロジェクト期間の始め1割で答えが出ているとのこと。

10週間のプロジェクトなら、開始1週間以内に思いついている。 これを「90:10の法則」と呼んでいるようです。

なぜ、プロジェクト期間の始め1割で答えが出るか?

これは、情報が少ない状態で考え始めることが大切だから。

  • ✕ 考えるためには情報が多い
  • ✕ アイデアを考え始めるには、ある程度の情報が必要
  • ○ 情報が少ないほうが、アイデアが出る

イノベーションを生むための「ブレイク・ザ・バイアス」という、ちきりんさんとの対談記事が参考になります。

“多くの人は、「ある程度、情報を集めないと考えられないはずだ」と信じ込んでいる。思考の質は、情報量に依存すると思ってるというか。だから情報を集め続ける。”

  1. 情報をひたすら集め続ける
  2. あるタイミングで、考え始める(やっと、シンキングタイムが開始)
  3. 締め切り1週間前に焦る
  4. 締め切りに何とか終わらせる

こういう負のループに陥ってしまっているとのこと。

締め切り1週間前じゃないと動かないは、あるあるだと思います。

ちなみに、締め切りの1週間前から、2週間前から、3日前から、どのタイミングから動き出すかは、業界によって少し違うようです。

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「1週間前の法則」の何が問題か?

締め切り「1週間前の法則」というのがあって、 最終的には提案資料がちゃんとできてしまう。

ここにおける2つの問題は、

  1. この時点で情報量が大きくなり過ぎていること。(必要じゃない情報まで大量に含まれてしまっていて、これを整理して答えをだすのは、至難の業。)
  2. それを無理やり整理しようとすることで、よく知っているフレームワークを用いてしまうこと。(SWOT分析など。既成のバイアスにまみれたものを使って、新しい発想が出るわけがない。)

情報収集をする前に考え始めて、その日のうちに「答え」を出す

濱口さんいわく、情報収集をする前に考え始めて、「答え」を出すことが大切。

情報が少ないときに考えると、本質的なこと、根本にあることを考えられる。

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そして、この根本にあるバイアスを壊すように考える。 そして、その日の夕方に必ず答えを出すこと。

次の日に情報が入ることで、新しいアイデアが出てきたらそれを採用すればいい。そうして、毎日答えをつくっていくのがぼくのやり方です。

イノベーションを生むための「ブレイク・ザ・バイアス」

濱口さんは「情報が少ない方が、想像力が働く」とも言われていました。

「白黒写真とカラー写真のどっちが、想像力が働くと思いますか?」と聞かれると、ほとんどの人が「白黒写真」と答えるそうです。 それは、足りない色を脳内で補完するから。

濱口さんのバイアスを壊す思考法は、『SHIFT:イノベーションの作法』 という著書に詳しく書かれています。

前にブログに書きましたので、こちらもよろしければ!

『SHIFT:イノベーションの作法』 バイアスを壊すということ。

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