最近私が興味があることは、「聴く力」。
ファシリテーションだったり、インタビューだったり、1対1で何か話しを聴くとか、「聴く力が、大切」というのは、良く取り上げられる。
でも、これだけ取り上げられるけど、なかなか難しいというのが正直なところ。
そもそも「聴く」とは何か?
ちなみに、似たような漢字として、大きく分けて3種類ある。
- 聞く :音や声などを自然に耳に入ってくること
- 聴く :積極的に耳を傾けること
- 訊く :尋ねる、問うこと
今日の話しは、「聴く」。
漢字のなかに「耳」と「目」と 「心」が入っていて、人間味を感じるというか、人の話しを丁寧に聴いている姿が想像される。
「傾聴」という言葉にも、「聴く」が使われている。
「聴く力」と言っても、これまた色々あると思いますが、今日はインタビューでの「聴く力」について書きたいと思います。インタビューなので、「訊く」の意味合いと両方含まれています。
良いインタビューとは?
私はライターでは無いので、インタビューをする機会は無いです。でも、たまにインタビューを受けたり、逆にイベントでファシリテーションをして、ゲストにお話を聴くことがあります。
2017年まで『ハーバード・ビジネス・レビュー』の編集長を務め、ベトナム、ラオスに滞在した後にフリーランスとして活躍する岩佐文夫さんが、「インタビュー」について、こうおっしゃっていました。
- 悪いインタビュー : 他の記事や著書で既に語られていることが、語られる
- まあまあのインタビュー : 他の記事や著書で 語られていないことが、語られる
- 良いインタビュー : 本人もその場で初めて気づくことが語られる
この「悪いインタビュー」は、「そのとおりだな」と思いつつも、ついついやってしまいそうなこと。
ホリエモンが良く言っているような、「そんな同じことを訊くなら、過去のインタビュー記事を読めばいいじゃん」という状態。
「他の記事や著書で 語られていないことが、語られる」が、良いインタビューと思っていたので、これがまあまあのインタビュー(最低ライン)というのは、少し驚きました。
やるべきことは、
- (リサーチ)インタビュー前に、記事や著書を読み込む
- (思索)その中で、自分が訊きたい「質問」をまとめておく
これはインタビューに限らず、講演会などで著者に質問できるQ&Aタイムでも、同じことが言えると思います。
相手のことを良く知っているのが基本。
でも、用意した質問を訊くだけであれば、機械がやっても良い。
そうじゃなくて、その場の話しの展開によって、新しい質問が出てきて、そのなかでインタビューされる側も触発されて、新しい気づきが生まれていくのが理想。
良いインタビューとは、
- 「訊く」=良い質問をする
- 「聴く」= 積極的に耳を傾ける
- 「訊く」= 話しの中から、また新しい質問をする
- 「聴く」
のようなイメージでしょうか。
良い質問とは何か?
オリラジのあっちゃん(中田敦彦さん)のYouTubeで「良い質問とは何か?」の話がありました。
上に書いたことと同じことを言っていて、
相手のことと自分のことを良く知っている。
リサーチ → 思索 → 質問のステップになる。
そして、質問には3つのレベルがある。
- レベル①思考の道筋がない → 例「株はどう始めたらいいですか?」
- レベル②考えたけどよくある質問
- レベル③独自の質問になっている → 例「オリラジじゃないコンビ名を、今新しく付けるとしたら?」
やっぱり、あっちゃんのYouTubeはおもしろい。
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