こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
昨日は、自社の年間最大のイベントがありました。私はマーケティングとして、このイベントの企画、運営をとりまとめしていました。
このイベントの中で念願叶ったことがあったんです!
フェンシング協会の会長である太田雄貴さんに特別講演をしていただきました! 今日は、このことについて書きたいと思います。
太田さんの「熱い想い」に心突かれた
まず、なんで太田さんに講演をお願いすることになったか、ということについて。
私は去年、太田さんの講演を聞いて、ものすごく感動しました。それまでフェンシングは、オリンピックの時に少しテレビで観たことがあったくらい。太田さんが会長に就任されていたことも、最近の改革についても、あまり知らない状態で、講演を聞きました。
この講演を聞いたときのことを一言で表すと、太田さんの「熱い想いに心突かれた」という感じです。
フェンシングを“ベンチャースポーツ” と表現して、“スポーツ界の改革をするファーストペンギン、ロールモデルになる”ということを掲げ、それを実践されている。
太田さんの講演に感動して、NewsPicksのユーザーコンテンツである「WEEKLY OCHIAI」の番組に太田さんが出演されていた回を観たいと思って、NewsPicksに登録しました。
落合陽一さんと「スポーツをアップデートせよ」のテーマで話をされていて、これは神回でした。
私はこれをキッカケに「WEEKLY OCHIAI」にハマるようになって、「母親をアップデートせよ」の番組観覧に応募して、母親アップデートコミュニティ(HUC)を立ち上げることになりました。まさにこのコミュニティの存在が私の人生を変えている、私が実際にそうなったように、太田さんの講演には、 その人の人生をも変えてしまうかもしれない “熱量” がある。なので、私たちのイベントで、どうしても講演をお願いしたかった。私たちのお客様、パートナー様、社員のみなさんに同じような体験をしてもらいたかったんです。
講演前に、太田さんに感謝の気持ちを伝えることができました。そのときの写真はこちら。
昨日の講演で、私は「また心突かれた」という感じだったのですが、それについても書きます。
「共感をわかちあえる」人数が多いほど、うれしい
昨日の講演で私が一番印象に残って、深くうなずいたのが、東京オリンピックの選考で選ばれたときのお話。
日本人だったら、観たことが無い人はほとんど居ないと思う「
東京オリンピックの招致決定」のシーン。実は、イベントのリハーサルをやっていたときも、このときの動画チェックをしていて、それを観てまた鳥肌が立っていました。
太田さんのガッツポーズも印象的。太田さんはこのときにうれしすぎて、泣きすぎて、コンタクトを落としてしまったそうです。
なんでこんなにうれしかったか? ということを考えたら、
共感をわかちあえる人数が多いほど、うれしい
ということに気づいたそうです。
フェンシングは個人スポーツのイメージがあったんですが、「個人戦より団体戦で勝ったときのほうがうれしかった」とのこと。
東京オリンピックは、いよいよ来年です。なにかしら自分が参加することで、オリンピックをみんなで”共感”をわかりあえる場にして欲しいという想いを語られていました。たとえば、日本に来た外国人が困っていたら声をかける、とかでもいい。
これにつながる話として、小学校の「学校訪問プロジェクト」の話がありました。このプロジェクトは、フェンシングの普及という意味合いではなく、フェンシングの “本物” に触れて「だれかを応援することの素晴らしさを、子供たちに感じて欲しい」とのこと。
この学校訪問プロジェクトは、こちらのフェンシング協会のサイトで見れます。
他業種の仲間を見つける
太田さんがフェンシングのお話をしていても、ベンチャー企業の経営者のプレゼンを聞いているように感じます。
これは、太田さんが他業種の仲間を見つけて、いろんなコラボや、スポーツ界に今まで無かったような取り組みをしているから。
去年のフェンシング全日本選手権大会も「グローブ座」で開催、「チケット単価は、約6000円」、そして40時間でチケット完売。今までのフェンシングの大会では考えられなかった変化が起きている。
私もこの大会のチケットは取れず、Abema TVのライブ配信で観ました。そのときの感動をブログに残していますので、貼っておきます。
「全日本フェンシング選手権大会」に感動しました!Abema TVのライブ視聴が11万超え!それまでは「フェンシングなんかに観客集められないよ」と言われ続けてきた。それを逆に「フェンシングなのに、グローブ座」「フェンシングなのに、チケット即完売」という、これまでのイメージを覆すギャップ、これが大きいほどニュースになる。どういう見出しをニュースにつけてもらいたいかということで、改革を進めてきたとのこと。
- 内向き(フェンシング業界内)には、失った自信をどう取り戻すか
- 外向き (フェンシング業界以外)には、変わったフェンシングをどう見せていくか
ここでポイントになるのは、「他業種の仲間を見つける」こと。
このフェンシングの動画は、なんど観てもワクワクする。これも広告業界など、他業種の仲間と創り上げているMore Enjoy Fencingプロジェクトの一環とのこと。
見れば楽しい、知ればもっと楽しい。 広がるフェンシングの楽しみ方。 東京オリンピックが、ますます楽しみになりました。
これ以外にも、日産とのコラボなど、他業種とのコラボを積極的に進められている事例のお話がありました。
選手の”未来”を大切に
今回のイベントテーマは「未来を加速する」だったのですが、それに繋がる話として、選手の”未来”を大切にしている話も印象的でした。
Athlete “Future” First
という考え方。
スポーツというと勝負の世界。どうしてもオリンピックや、金メダルに注目してしまう。
金メダル至上主義じゃなくて、フェンシング協会としてのビジョンは「突け、心を。」
「フェンシングを取り巻く すべての人に 感動を体験を提供する」ということ。そして、選手が人として成長できる環境を、どう協会として用意するかというのを、真剣に考えられているというのが伝わってきました。
代表選考基準に英語を導入
“引退後に生かす「武器」を現役時代に” という思いでフェンシング協会、代表選考基準に英語を導入するというのが、ニュースとなりました。
日本フェンシング協会は25日、2021年以降に行われる世界選手権の日本代表選考基準として、英語の試験成績を導入すると発表した。ベネッセが運営する英語検定試験GTEC(ジーテック)で一定の基準をクリアしなければ、選考対象から外される。
日本経済新聞のサイトより
「選手の未来を考えている。引退後、どこに行っても働ける人材を育成したい」 という想い。
これ以外にも、選手に話すチャンスを与えるという意味で、大会のラジオ放送を導入したというお話もありました。
今回の講演の最後では、「たとえ大企業にいても、スタートアップのような熱量を持つことが大切」というので締めくくられました。
太田さんの熱い講演に、また心突かれました!
私と同じように講演に参加したチームメンバーも感動してくれたのが、またうれしかったです!
ありがとうございました!!
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