松永エリック x 澤円『デジタル時代のイノベーションの起こし方』からの学び

こんにちは、Natsumiです。
 
今日は、NewsPicksアカデミア(※)主催のイベントがありましたので、イベントのまとめを書きます。
 

松永エリック x 澤円 『デジタル時代のイノベーションの起こし方』


 
・イベント詳細
AI、IoT、ビッグデータ、フィンテック、クラウドコンピューティング、デジタルトランスフォーメーションなど、
テクノロジーに関するバズワードが増え続けている今「それらは今後の世界をどう変えるの?」という疑問を持っている人は多い。
本イベントでは、デジタルテクノロジーと、そのビジネス化についてのプロ、松永エリック氏と澤円氏が「デジタル時代のイノベーションの起こし方」について語る。

 
松永エリックさん、澤円さんのプロフィールもWebから抜粋しておきます。

 
<登壇者プロフィール>
松永 エリック・匡史/アバナード株式会社 デジタル最高顧問
バークリー音学院出身のプロギタリストという異色の経歴を持つアーティストであり、放送から音楽、映画、ゲームから広告まで、幅広くメディア業界の未来をリードするメディア戦略コンサルティングのパイオニア。
アクセンチュア、野村総合研究所、IBM、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティングにてデジタルサービス日本統括を経て現職。
ONE+NATION Digital & MediaのCEOとしてデジタル時代のイノベータとして活動。2019年より青山学院大学 地球社会共生学部 教授。青山学院大学国際政治経済学研究科修士課程修了。

 
澤円/圓窓 代表
立教大学経済学部卒。生命保険のIT子会社勤務を経て、1997年、マイクロソフト(現日本マイクロソフト)に転職。情報共有系コンサルタントを経てプリセールスSEへ。
競合対策専門営業チームマネージャ、ポータル&コラボレーショングループマネージャ、クラウドプラットフォーム営業本部本部長などを歴任。
2011年7月、マイクロソフトテクノロジーセンター センター長に就任。2015年2月より、サイバークライムセンター日本サテライトの責任者も兼任。2018年6月より業務執行役員。

 
 

松永エリックさん 『Innovation and beyond』

 
まず最初に、松永エリックさんのご登壇。
 
・なぜここまでイノベーションと言われているのか?
→ つまり、誰もが「イノベーションを起こせていない」という課題があるということ。

企業にはイノベーションを推進する力がない。

 
・こんな質問をよく聞かれるとのこと。
「イノベーションを起こすのに、便利なツールはないの?」
イノベーションがバズワード化していて、何も起こっていない。

 
・Anything NEW?新しいものがイノベーション?
→ 視点が大事。どういうモノの見方をするか?が大事になってくるということ。
イノベーションは、「新しいもの」である必要はない

 
・ボヘミアンラブソディのヒットから学ぶ
→ イノベーションは、”新しい過去” 

たとえば、音楽はすでに全バリエーションが出つくしたと言われている。過去のものにヒントがある。
ボヘミアンラブソディは受け入れ方が新しい。
LGBTも10年前から比べると、だいぶ認知されてきた。

 
・イノベーションとは、「新しい経験。ワクワクする経験。」
→ 斬新さに拘る必要はない。

 
“Don’t think, Feel” by ブルース・リー

 
・よくお客さんに「イノベーションの事例を持ってきて」、と言われる。
事例がないから、やるんじゃないの?

 
みなさんがユーザーだったら、「このサービスを立ち上げたら、自分は使いたいか?」という自問自答が必要。
イノベーションは、どちらかというと”感覚”が大事。

 
Moonshot

Moonshot(ムーンショット)とは
未来から逆算して立てられた、斬新な、困難だが実現すれば大きなインパクトをもたらす「壮大な課題、挑戦」を意味する言葉。たとえばFacebookのザッカーバーグ、We Workの例。
面白いじゃん!便利じゃん!と思うか、どうか。

 
たとえば、Googleに代表されるように、Moonshot経営に移っている。

 
イノベーションを起こすために重要なのは、”組織”
イノベーションが受け入れられる承認プロセスをつくる。
デジタルイノベーションの組織を、CEO直下に作らないと意味がない。
やはりトップダウンのアプローチが必要。
 
Chief Digital Officer(CDO)も出てきている。
去年1年でCDOからCEOになった人が、400人いた

 
過去にあった、他社がやっているとかは関係ない
イノベーションを推進するには、ボトムアップではなく、トップダウン。
 

ロジックを100回、1,000回繰り返していくこと。
たとえば、ピカソも「多作」だった。量が質を生む。
 
・まず最初のステップ
 
歴史、ロジック、存在意義、生活、現実を学んで、自分の会社を愛すること。熱量が大事。

 
 

澤円さん『澤が考えるデジタル・イノベーション』

 
まず松永エリックさんもそうですが、驚くのがその多才さ。
こちらが現在やっているお仕事。これだけやれるようになったのも、すべてテクノロジーがベースとのこと。

 
平成元年と、平成30年の時価総額ランキングの比較

平成元年は日本企業が7社あったのに、平成30年ではゼロ。悲しい状態になっていますね。

 
日経XTECHの木村岳史さんのお話によると

コンピュータの時代(HW)→ ITの時代(SW)→ デジタルの時代(データ)
だから、デジタル・トランスフォーメーションが必要

 

「90%」世界に存在する全データのうち、直近2年で生まれたデータの割合
これが5Gの時代に跳ね上がる。あらゆるものがデータ化される時代。

 
中国は、67%がモバイル決済(アリペイとWeChat)、そして22%がクレジットとデビットカード決済。
屋台でもQRコードが使える。

※China Channelより

 
Amazonでの買い物
→もはや商品を買っているのではない、人は「コンテンツ」で買っている

 
データになっていないと、この世に存在しないと同じこと。

 

自分をコンテンツ化することが必要

人は自分をどうやって検索するのか?そのキーワードは何か?

 
”シリコンバレーはマインドセットだ!”
場所の名前ではない、自分をコンテンツ化した状態で、自分をブラッシュアップする場。

 
嫌われる日本人 : シリコンバレーの視察ツアー
半年後にアイデアを具現化(日本) ⇔ その日にデプロイ(シリコンバレー)
スピード感が圧倒的にちがう。
 
外からどう見えるか?外のものさしを持っているか?

アンテナを立てる (受発信のどちらも意識すること)
情報発信を、自分からしているか?

 
まず質問すること、これが大事。
オーダーメイドしていく → 自分をアップデートする。
例えるなら、スマホのアプリみたいなもの → どんどん直していけばいい。
 

「AIってさ、何ができるの?」とよく聞かれるけど、「何をしたいか、考えませんか?」と答えている。
 
未来は、自分たちで作る。
自分側でイノベーションを起こす。

 
 

松永エリックさん x 澤円さん、質疑応答の時間

Q1.イノベーションとなる”新しい過去”をどう見つけていくか?

 
自分で全部やろうとしない、ワイガヤでやっていく
例)刀がイケメンになる、女子ウケしている「刀カフェ」というのがある。
 
コンテンツの組み合わせ、全く違うものを組み合わせである。
コンピュータ → 業務だけではなく、恋愛マッチングサイトをつくった

 

Q2. どこからヒントを得るか?

 

まずは、何をやりたいか?何を知りたいか?
ベーグルをホームレスに。 → 中身はなに?と聞かれた。予想もしない答え。お客様の心は読み切れないということ。
自分が”したいこと”を掲げていく。言語化していく。
 
J PHONEが最初にカメラをつけた。この例では僕らの頭で考えるのは限界があるということ。

プラットフォームを公開する勇気があった。ベータ版を出す勇気が必要。
まずは出してみる。他の人にゆだねてしまう。ネガティブフィードバックは無視してもいい。具体的なフィードバックは改善していく。
 
音楽を創るときは、音をまずは出してみよう ということ。”Tech in Tasty”
これからITのあり方は変わっていく。
新しいものを作ろうとしたら、強い企業と組んでいく、そこにテクノロジーが必要。
 
日本人は怒られないようにするというマインドが強い。
日本企業は、社員を子ども扱いする。ゼロからキャリアスタートする。
40年間、平穏無事に過ごす。
 

Q3. 自分をコンテンツ化するには?

 
ハードルが低くて、人がやっていないことをやる(たとえば、長髪、ひげ、白いメガネなど)
あの人ね、という手軽なタグをつける。(たとえば、水玉模様しか着ない、ペイズリー柄しか着ない)
1つ、2つと増やしていく。最強になる必要はない。

 
仕事は、断わらない。松永エリックさんの著書「クラウドコンピューティング」を頼まれたときはクラウドを知らなかったので猛勉強した。言われたものを受け入れる。
安請け合いのマインドセットは必要、汎用的なことは人に頼む。
 
野村総研のときに、「エリック松永」という名前で本をだした。元ミュージシャンをブランド化した。
あとは、ひたすら続けること。マイクロソフト「ちょまど」が一例。牛丼の松屋の大ファンで、毎日のようにツイートしている。

 
NewsPicksでもコメントを続ける。最後の一言は、これにする、などでもいい。

 

Q4. ベンチャーから大企業に売り込みするときのコツは?

 
若い人から、おっさんにアプローチするのに重要なことは、”恥をかかせない”ことが大事
本当に権限をもっていない人には、時間を割かない。期限をきって何も起きなければ、窓口を変えていく。
 
仲間を広げる、アイデアマンを雇うとか、完成させるための工夫。

 
Q. 新しいことをしようとすると抵抗勢力がいたり、スピードが遅くなる、対処法はありますか?
 
企業内の草ベンチャーでもいい。
ビズリーチの例もそう、まずは仲間を募ってみる。
 
本業をNo.1まで頑張る、周りに文句を言わせないくらいまでになる。
 
致命傷をおわない状態でチャレンジを続ける
ITコンサルのとき、「あなたたちを幸せにする」というコミットをして、プレゼンしていた。
やりたいことにどれだけ思い入れがあるか?社内でできないのであれば、外に目を向けるのもあり。
その会社で一番パワーもっている人にアプローチする。その人を通じて、花を持たせてあげる。
過去と他人は変えられない
 

Q5. 自分が好きなことをやり続けるには?

 
やり続けるには、応援団をつけていく。
 
身内でやりたいならFacebook
ビジネスでやりたいならLinkedIn
不特定多数ならTwitter
NewsPicksのある人の連載には、必ずコメントする など
 
なぜ続かないか?
→本当は好きじゃないから。だれかに言われたから。
 
自分に嘘をつかないこと、嘘をつく環境であれば、そこを出ること。
 

Q6. お二人がいま「面白い」と思っていることは?

 
澤さん「なんでも面白がる力」
なんでもかんでも面白がってやっちゃおうと思っている。たとえば、Voicyというインターネットラジオ。
 
松永エリックさん「若者」が面白い。青山学院大学の教授を来年から始める。
私の出身大学なので、大学時代に戻って松永さんの講演を聞きたいなー、と思いました!

 
 

これから自分がしていくアクション

 
1. 自分をコンテンツ化! ”朝5時のブログ女”をタグにしてみる
2. ブログの発信をつづけ、応援団をつけていく
3. イベントでは質問する
 
今回のイベントでも質問できて、直接お答えしてもらえたので良かった。
しかも後で澤さんとお話したときに、「さっきは質問ありがとうございます。」と言っていただき、その気遣いに感動。
これからも質問することを続けていきたい。

 
NewsPicksアカデミアとは?
「リーダーの教養」をコンセプトに、書籍、イベント、講義、アート、体験などを通じて、「ビジネス×教養」という切り口から、新時代の学びと出会いを提供します。月額5,000円のプログラムです。
 

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