こんにちは、Natsumiです。
みなさんは、Abema TVの番組「ニシノコンサル」を観たことはありますか?
「ニシノコンサル」は、ビジネスの悩みを抱えた相談者に、キングコング西野亮廣さんとSHOWROOM代表の前田裕二さんがコンサルする番組です。私はこの番組のファンなので毎回楽しみにしています。
この番組の何がいいかと言うと、ニッチな業界だったり、会社や個人として知られていない相談者が、どうやってビジネスを伸ばしていくか?ということを真剣に考えるので、すごく共感できます。
出演された相談者をつい応援したくなる、そんな番組です。
このニシノコンサルの12回目の放送「ごまどうふの魅力を伝えて売上を伸ばすには?」の回に出演されたのが、地元新潟でごまどうふ屋をやっている大島史也さん。この放送のまとめもブログに書いてありますので、詳細はこちらから。
大島さんは、このニシノコンサル出演をキッカケに、ごまどうふをもっと広めるための「キッチンカーをつくりたい!」というクラウドファンディングを始められました。大島さんのクラウドファンディングは、こちらから。
このクラウドファンディングですが、いよいよ1月8日に終了とのことです。このブログを書いている12月28日から、あと11日しかない!現時点で達成率は「54%」とピンチな状況です!
・新潟で、ごまどうふを広めるというチャレンジをされている大島さんを応援したい!
・わたしも「ごまどうふ」が好きなので、もっと広めたい!
・そして大島さん、ごまどうふ屋さんを応援してくれるサポーターを増やしたい!
という思いから、勝手ながら大島さんに直撃取材することにしました。
人生初めてのライターとして取材することになったので、至らぬ点も多いですが、甘く見ていただけると助かります。
クラウドファンディングって何?
ちなみに、私も最近までよく分かっていなかったので、クラウドファンディングについて少し補足させてください。クラウドファンディングは、ネット上での資金調達の仕組みです。いわゆる「寄付型」から、何らかしらのモノやサービスをリターンする「購入型」など種類があります。
「購入型」はここでしか手に入らない特別なモノ・サービスや先行価格で購入するようなイメージですね。
大島さんの場合は、「購入型」なので、ごまどうふ手作りキットなどのリターンがあります。私が支援したリターンは、【家庭用手作りキットをプレゼント】と【キッチンカーにお名前入れます権】。
【キッチンカーにお名前入れます権】は、こんなリターンが欲しいと自分でリクエストしたので、思い入れのあるリターンです。ちなみに支援金額の100万円まで達成しないと、1円も大島さんに入らない、そしてリターンも手に入らないという仕組みです。ということでピンチです!
ごまどうふ屋さんを始めたキッカケは、「じいちゃん」の味。
-なぜ「ごまどうふ屋」を始めたのですか?
もともと、じいちゃんがごまどうふの卸をやっていたんです。
40年くらいやっている工場で、じいちゃんが仕事をしているのを見て、かっこいいなと思っていました。じいちゃんが70歳を超えて卸をやめたときに、常連さんから「やっぱりごまどうふが食べたい」というリクエストがあって、じいちゃんが直売の売り場をつくったのが約10年前です。
自分が学生時代にごまどうふを周りの友だちにあげたら、みんなが喜んでくれたのが嬉しかったんです。
東京での大学時代に就職活動していて、やりたいことが漠然としていて無かったんですが、内定もらった会社に勤めていました。そこで3ヶ月経ったときに、じいちゃんがごまどうふ屋さんを辞めると聞きました。
東京にいるときも自分のなかで「ごまどうふ」がいつも気にかかっていて、都内のごまどうふを食べ歩いていましたが、でも一番おいしいのは、やっぱり「じいちゃんの味」だったんです。
-そのときに「ごまどうふ屋」を継いだのですか?
僕が継いだのが2015年夏からです。就職した会社は3ヶ月くらい経って辞めちゃいました。この地域で何十年も愛されていた「ごまどうふ」がなくなるのが寂しかったんです。
「ごまどうふ」の美味しさの秘密
-他の「ごまどうふ」との違いは、どこにあるんですか?
一般的なごまどうふは、「ごま」と「葛」のみが材料なので、ひと手間かけないと味がしないんです。うちの「ごまどうふ」はお砂糖入れて甘みをつけているので、そのまま食べても美味しい。
ごまを皮付きのまま炒ってペーストしているので、風味が他のとはまったく違います。「手作り」というのも他にはないですね。機械でつくって再加熱してしまうと、葛の食感が落ちてしまうんです。
この「ごまどうふ」は手作りなので、出来たてで食べられるし、食感と風味がまったく違うので「ごまどうふのイメージが変わった」とビックリされますね。
(Twitterでの投稿より)
とにかく1回食べてもらうことが大事ですね。味には自信があります。
食べてもらったら、その人が周りにすすめてくれるんですよね。なので、どうやって食べてもらうキッカケを作っていくか?を、これからも意識していきたいです。
-どのように食べるのがおいしいですか?
やっぱり「そのまま」が一番おいしいです。
でも、ニシノコンサルで紹介した「しょうが醤油」や「黒蜜きなこ」でアレンジして食べるのも、また違った美味しさですね。
(ちなみに、白ごま、黒ごま、くるみの3種類があるとか。全部おいしそうですね!)
商品名を「ごまうふふ」にした理由
-「ごまうふふ」という商品名とデザインがかわいいですね。由来を教えていただけますか?
もっと子どもとか、若い人に「ごまどうふ」を食べてもらいたかったんです。
今年の3月に「ごまうふふ」という名前にして、デザインも変えました。
それまでイベント出店しても「5個しか売れない」とかそういう状態だったので、あちこち相談して、デザインと名前を変えよう、と思ったのがキッカケですね。
みなさんが持っている「ごまどうふ」の古典的なイメージを変えたい、ごまどうふを食べて“うふふ”と笑顔になってほしい、と思って「ごまうふふ」と名付けました。
ニシノコンサルに出演した理由
-ニシノコンサルに出演した理由を教えていただけますか?
もともと西野さんのファンなんです。ニシノコンサルの番組も好きで、ずっと観ていました。
“自分の商品を持っている人”がチャレンジできる番組なので、そのチャレンジをしたいと思ったんです。「出れたらラッキー」くらいに思っていたので、出演できると決まったときは嬉しかったですね。
-ニシノコンサルに出演してから反響はありますか?
「ごまうふふ」を知ってもらえたのが大きいですね。
ちょうど地元の新聞にも取り上げてもらうことがあって相乗効果で、新潟県内の人も来てくれるようになったし、県外の人にも知ってもらえるようになりました。Twitterのフォロワーも400人くらいになりました。
クラウドファンディングってどうなの?
-クラウドファンディングで苦労されていることはありますか?
人生初めてのクラウドファンディングだったので、全然勝手が分からず、準備もバタバタでした。なかなかうまくいかないですね。まず初速がうまくいかなかったです。
事前告知もできていなかったし、タイトルとかサムネイル画像を変えられないとか、そもそもルールを知らなかった。今となっては「もっと作り込んでおけばよかった」と後悔しているところも多いです。
-なにか改善されたことはありますか?
始めてから1ヶ月後に、西野さんから「もっと1対1でやったほうがいいよ」とアドバイスをいただいて、それからTwitterなどで1対1を繰り返して、2倍くらいにはなりました。
でもまだ「54%」なので、これから11日間でラストスパートが必要ですね。
リターンもいくつか追加する予定です。自分の今使っている「車」をそのままリターンにするのと、子ども向けの「ごまどうふ」を寄付できるリターンを増やします。
-さいごに、今後やっていきたいことを教えてください。
ごまどうふをもっと知ってほしいと思っています。じいちゃんが辞めると聞いて、地域で何十年も愛されていた商品がなくなるのが寂しかった。地域の名産とか伝統とかではなく、もっと小さくても、細々とやっているところに目を向けて欲しいと思っています。
自分の「ごまうふふ」をその架け橋みたいな存在にしていきたいです。
地元新潟でしか食べれない価値のあるものにしていきたい、そして地元の子どもたちに愛される「おやつ」にしていきたい、そう思っています。
取材後書き:
今回大島さんの取材をさせていただき、おじいちゃんが40年も作り続けてきた「ごまどうふ」への想い、そして地元新潟に根付くこと、地元の子どもたちに届けることの想いを知り、また応援したいという気持ちが強くなりました。
そしてこの取材記事を盛り上げるために、イラストを描いてくれたえもてなしメンバーにも感謝しています。私のわがままにお付き合いいただき、ありがとうございます!
みなさんのご支援でキッチンカーが手に入れられれば、今までリーチできていないところに「ごまどうふ」がお届けできるとのことです。気になったかたは、ぜひ下記のクラウドファンディングのWebを見てみてください!
とっても美味しそうですね。
年末年始で人に会う機会が増える時期、サポーターになったのでオフラインでも広めていこうと思います。
yoshiさん、すばらしい!ありがとうございます!