企業の社員クチコミサイトVorkers(OpenWork)を使ってみた感想。クチコミは信用できる?

こんにちは、Natsumiです。
 
みなさんは、企業の社員クチコミサイト「Vorkers(ヴォーカーズ)」をご存知でしょうか?

※2019年5月にVorkersはOpenWorkにサービス名を変更しました。

 
いまや就職、転職を考える人は、必ずと言っていいほど見るサイトになっています。

私は、自社はもちろん、他社のカルチャーとかにも興味あるので、良くのぞいています。

ユーザー側はもちろんなのですが、企業側はもっとこれを活用すべき、と考えています。
人事、採用だけではなく、経営陣はリアルな社員のクチコミを見るべき
その口コミから改善をしていかないと、今後生き残っていくのがきびしくなる。それくらい「社員のクチコミ」「社員の満足度」の重要性が増している、と感じます。
 
よく言われていることなのですが、「個人が企業を選ぶ」時代ですよね。

最近では、人事コンサル大手のリンクアンドモチベーションがVorkersに出資!
というニュースが話題になっています。「社員のクチコミ」からの人事コンサルの領域が、さらに拡大しそうで楽しみです。

Vorkers(OpenWork)とは?

 2018年11月時点:

  • 「情報で個人をエンパワメントすることで労働市場を変える」を掲げ、増井 慎二郎氏が2007年に創業
  • 「社員によるクチコミ」が見れる。クチコミ数が680件(機械学習と目視による厳しい審査)
  • 日本最大級の就職・転職情報プラットフォームに成長
  • ・登録ユーザー数は256万人
  • ・売上高は7億7500万円、営業利益は4億1300万円

 
2007年からやっているプラットフォームだったんですね。
このようなプラットフォームが出来たことにより、「個人が企業を選ぶ」時代になったと実感します。

Vorkersのマネタイズの仕組みはどうなっているの?

 
じゃあ、Vorkersはどのように収益化(マネタイズ)しているのでしょうか?

  •  リクルートなどの人材紹介会社への登録によってクチコミを見られるようにすることで、送客手数料を得ている。
  • 今後は、企業の採用を支援するサービスを強化する。 

 
のようです。あくまでもユーザーには課金せずに、このプラットフォームを利用する企業側に課金しているモデルですね。

 
ここでカギとなるのが、企業の「評価スコア」になります。
「評価スコア」によって、送れるスカウト数や、ユーザーから見たときに上位に表示されるかが決まる。

Vorkersの「評価スコア」は信用できるのでしょうか?

2018年11月の上位ランキングです。

  • 1位:Google(4.68)
  • 2位:IBMシステムズエンジニアリング(4.65)
  • 3位:P&G(4.63)
  • 4位:セールスフォース(4.62)
  • 5位:リクルート・マネジメント・ソリューションズ(4.60)

 
スコア3.5以上の企業は「全体の1%」とのこと。
Google、P&G、セールスフォースは、働きがいのある企業としても有名ですよね。

 
先日『転職の思考法』の著者である北野さんが、日本ではランキングの影響度がすごく高いとおっしゃっていました。
良い人材を取るために、ランキングは重要になっている。

 
このスコアを上げること、ランキングで上位に入ることは簡単ではありませんが、重要な指標として企業側は考える必要がありますね。
このスコア「3.5」というのは、ひとつの目安になりそうです。

 
 8つのカテゴリについて、社員の評価で「スコア」が算出されている

  • 1) 待遇面の満足度、
  • 2) 社員の士気
  • 3) 風通しの良さ
  • 4) 社員の相互尊重
  • 5) 20代成長環境
  • 6) 人材の長期育成
  • 7) 法令遵守意識
  • 8) 人事評価の適正感

 
社員のクチコミサイトとしては国内最大のプラットフォームなので、クチコミ数が圧倒的に多いです。
この手のプラットフォームは、ユーザー数、クチコミ数が多くなると、信頼性があがっていきますよね。
 
あくまでも個人的な感覚ですが、Vorkersにある社員のリアルなクチコミは「的を得ている」ことが多い、と感じます。
もちろん、部署や人間関係などによって感じ方が違うケースもあるので、すべてのクチコミが100%信用できるかは疑問です。
ただ、あくまでも参考情報として見るには、リアルな情報がえられます。
単なるスコアだけではなく、フリーコメントがおおいので参考になりますよね。

 クチコミを投稿している人の傾向

Vorkersを利用するには、クチコミ投稿か、転職サービスへの登録が必要になるので、「会社をやめるつもりの社員」か「既に会社をやめている元社員」が投稿しているケースが、ほとんどです。

この人たちが評価しているので、そもそもネガティブ評価が多くなる傾向はありますが、企業側にこびる必要がない人たちなので、その分リアルなクチコミになっていると感じます。

ほとんど人が辞めない日本企業は、そもそものクチコミ数が少ないので参考にならないですね。
クチコミ数が極端に多くて、評価も悪い企業は、ブラック企業かもしれません。 

Vorkersはユーザー側、企業側の双方にとって、重要なプラットフォームですね。これからも注目していきます。

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