こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
昨日は、初めて息子(4才)が「絵本を作りたい」と言ったので、作ってみました。と言っても、大したものではなく、A4の紙を折りたたんで、セロハンテープでくっつけて、絵と文字を書いてという感じです。
この絵本作りに、ハッとさせられたことがあるので、それについて書きます。そして、昨日は「アートシンキング」を広める活動をしている尾和恵美加さんのクラウドファンディング最終日ということで、「アートシンキング」について教えてもらいました。この話が、息子との絵本作りにつながるところがあったので、その話も書きますね。
『知りたがりのねずみ』という絵本
息子は、すごくピュアな気持ちで、自分のやりたいという気持ち(Want to)から絵本を作りたいと言いだしました。
「なにを書きたいの?」と聞くと、タイトルは、『知りたがりのねずみ』になった。表紙はこんな感じです。
ちなみに文字と絵を、まだ思うように描けないので、これは息子の気持ちを聞きながら、パパが描いた表紙。
主人公である「ねずみ」が、自分の「分からない」「知りたい」と思っていることを、いろんな動物に聞いていくというストーリー。
息子=「ねずみ」という主人公におきかえているみたいです。
次のページに、「ゾウとねずみの絵を描いて」「ゾウさんから、ねずみさんにこんな質問して」ということを息子から聞きながら、私が絵を描きました。
ねずみ「どうして ゾウさんのみみとはなは、おおきいの?」
これをチョウチョさんに聞いているシーン。(チョウチョさんの絵が難しかった。。)
そして右のページは、息子が描いた絵なのですが、ねずみがさらに歩いて、他の動物に会いに行っているみたい。
ちなみに、この次のページは、文字だけがいいということで、ひたすら質問が文字で書かれています。その中から、少しだけ紹介すると、
どうして ゴリラは バナナがたべられるの?
どうして あかちゃんは ちいさいの?
どうして ライオンは にくをたべるの?
どうして トリケラトプスは ツノがあるの?
などなど。
質問を聞かれた動物が答えることはなく、ひたすら質問が書かれているという感じ。
子供は2才くらいから、いろんなことに興味を持ち始めて、いろんなことに「なんで なんで」と聞いてくる。自分が忙しいと、相手にしてあげられないことも多い。でも、この「分からない」 「知りたい」 ことに興味をもって、それを聞きたいと思う気持ちが、ピュアでかわいい。大人になってからは残念ながら、この 「分からない」 「知りたい」 ことを聞こうという気持ちが薄れてしまっている。なんとなく分かった気になる、「分からない」ということが恥ずかしくて人に聞けない、そんな感じ。
- 自分の「分からない」 「知りたい」気持ち
- 自分の「やりたい」気持ち
それにピュアに向き合うことの大切さを、この”絵本作り”で感じました。子供から学ぶことは多いですね。
「アートシンキング」について学ぶ
ちょうど、この絵本作りをしたあと、アートシンキングについて学ぶ会に参加しました。アートシンキングの恵美加さんのクラウドファンディングが最終日だったので、「母親アップデートコミュニティ」向けに特別セッションをやってもらいました。
恵美加さんを通じて、アートシンキングの概念に出会い、前にワークショップに参加させてもらったりもしました。
アートシンキングワークショップ!母親アップデートコミュニティ。ロジカルシンキング、デザインシンキングのあとに、「次はアートシンキングだ」という風潮がにわかに出てきているけど、まだあまり浸透していない。そして私もいまいち分かっていなかった。昨日話しを聞いて、自分なりになんとなく整理したのが、こんな感じです。
(あくまでも自分の解釈です。)
ロジカルシンキングとデザインシンキング、そしてアートシンキングを比較してみると、大きく違うのはユーザー起点か自分起点かということ。
ユーザー起点で、いまある課題(ISSUE)から紐解いていくのが、ロジカルシンキングとデザインシンキング。この2つは、なんとなく絵を描いたけど、起点は同じで、アプローチが違う。
ロジカルシンキングが、いわゆるピラミッドストラクチャの考え方。
デザインシンキングが、課題ありきで、そこからアイデアを考えて、プロトタイプ作って、テストしていく。
2つとも、すでにあるものを「1→10」にしていく。
デザインシンキングは、前にワークショップに参加したことがあって、そのときのことをブログに書いていましたので、ご参考までに貼っておきます。
『デザイン思考ワークショップ』を開催。デザイン思考を使って「傘」を創る。これに対して、アートシンキングは、なにも無いところから「0→1」にしていく。ゼロイチの思考と言われている。なにも無いところから、自分起点で考えていく。そのときに大事になるのが自分のIKIGAI。日本語で言うと「生きがい」。
この考え方がヨーロッパでブームとなり本なども出ている。1人1人にこのIKIGAIがあって、企業でいうとそれは企業理念とか。企業理念と、社員ひとりひとりのIKIGAIがつながっているのが理想。
息子には、まだIKIGAIというものはないかもしれない。でも昨日初めてやった絵本作りは、自分起点で自分のやりたいという気持ち(Want to)を大切にしていた。なんとなくアートシンキングにつながる、と感じました。
アートシンキングについて、詳しく知りたい人は、恵美加さんのnoteを読んでいただきたい。この抽象的なアートシンキングの概念を、「モバイルハウス」に具体化してもっと多くの人に広めたいという活動をされています。
私もモバイルハウスの製作に少しだけ参加しました。そしてそれが完成して、こんな風にイベントでお披露目になっているのは、感激でした。
クラウドファンディングは無事に昨日で終わっていて、なんと100名以上のパトロンから、100万円以上の支援が集まっていました!
ちょうど私も、恵美加さんも同じ時期にクラウドファンディングをやっていた。「自分の想いをもっと知ってもらいたい」でも、いままで周りの人に「ご支援お願いします」なんて言ったことない、それをクラウドファンディングというキッカケで、言っていく葛藤。すごく共感してました。
クラウドファンディングは、私たちの”挑戦”の始まり。
これからも、いっしょに”挑戦”する仲間として、恵美加さんを応援しています!
コメントを残す