こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
昨日は、箕輪編集室の定例会イベントに初めて参加してきました!
古川健介さん(けんすうさん)× 箕輪厚介さんの対談。
「けんすう流 愛されるサービスの作り方」がテーマです。
けんすうさんとは?
Newsweekの記事より引用
若き実業家、いわゆるアントレプレナー。
ツイッターで15万人以上のフォロワーを抱えるインフルエンサーでもある古川健介さん。通称「けんすう」さん。
19歳で学生向け情報交換サイト「ミルクカフェ」を立ち上げ、大学時代に掲示板「したらばJBBS」を運営する会社の社長となった。その後はリクルート社を経てハウツーサイトの「nanapi」をリリースするなど、ウェブ上の「楽しい」「便利」を次々と生み出している。
現在はKDDIグループのデータテクノロジー企業、Supership株式会社の取締役も務める。
けんすうさんは、2019年の1月22日に、「アル」というマンガのサービスを始められています。このサービスの話についても、じっくりお伺いすることができました。
なんと、このイベントのリアルタイムレポートが既に出ており、この対談の内容はすべてこちらの箕輪編集室のnoteにまとまっています!
すごく丁寧にレポートがまとめられていて、しかもこのクオリティでリアルタイムに出ていることに、ただただ感動します。
そして、グラレコ(グラッフィックレコーディング)も、いくつか出ていて、どれもクオリティが高いです!
こちらも!絵が、かわいい!
そして、こちらも色使いが、かわいい!
箕輪編集室のイベントは、作り方、演出がすごいのは勿論、イベント最中の盛り上がり方や熱量がすごいですね。
イベントのバナーも、こんなにかわいい。イベントのオープニングで流れた動画もクオリティが高いし、すごすぎます。
と、箕輪編集室の定例イベントがどれくらいすごかったか?という話で、今日のブログが終わってしまいそうですね。笑
私なりに、昨日のイベントで響いた点をまとめてみたいと思います。完全に自分のための言語化です。
成功の法則は「発想」 ×「圧倒的努力」
20年くらい、インターネットのサービスをやっているという、けんすうさん。次から次へと大ヒットを飛ばして、「すべてのサービスが上手くいっているのでは?」と感じます。でも、サービスを試している回数が多く、たくさん失敗をしてきたから、ヒットを作れるようになってきたとのこと。
サービス成功の法則は何か?という話になりました。そして出てきたのが、こちらの法則です。
「発想(時代性)」 ×「圧倒的努力(不変)」
発想(時代性)
けんすうさん曰く、「時間を味方につけるサービス」が今後求められるとのこと。
最近けんすうさんがキングコング西野亮廣さんのオンラインサロンで提案したものが話題となりました。「1年経ったブログをオンラインサロンのメンバーは自身のブログに転用出来る」というもの。これはまさに「時間を味方につけるサービス」だとか。
これまで、いろいろなサービスを試して、タイミングが早くて時代がついてこなくて上手く行かなかったこともあるとか。でも、常に時代の流れを見て、新しいサービスを試し続けているからこそ、この「発想(時代性)」のチカラがますます強くなっているのでは、と感じました。
ちなみに、この「発想」のチカラを鍛えるために、けんすうさんが15年以上も人に勧めている本が、『考具』だそうです。この本にご興味がある方は、こちらのブログに以前書きましたので読んでみてください。
圧倒的努力(不変)
けんすうさん、箕輪さん曰く、成功している人たちは「圧倒的努力」をしている。ここでは、見城徹さん、ホリエモンさん、前田裕二さんのお名前が挙がっていました。
前田さんは、ひたすら「抽象化」をし続けていて、この「圧倒的努力」を側で感じている。
「自分がどこまでやり切れるか?」という粘りが重要になってくるとのこと。けんすうさんも、1つの記事を作るのに100回以上も往復して、色んなレイアウトで見てチェックしているという話がありました。
コンテンツは「内容」×「表現」
「サービス立ち上げのときに、一番重要だと思っていることは?」という質問で出てきた答えが、「コンテンツ」でした。
そして、この「コンテンツ」について、「内容」だけではなく、「表現」についても考える必要があるという話になりました。
コンテンツは、「内容」×「表現」の掛け算
どうしても「内容」にばかり目がいってしまうが、実は重要なのはそれをどう見せるか?という「表現」のところ。たとえば、記事でいうと、デザイン、行間、スタイル、言葉遣いとか。料理で例えるのであれば、「盛り付け」。
けんすうさんのブログも、この「表現」が変わってきているとのことで、「構造化」から「物語調」を意識するようになった。時代性を意識しながら、コンテンツの表現方法を変えているという、この話は印象的でした。
私のブログは、どちらかというと「構造化」を最近意識していたので、この「物語調」の話は心に刺さりました。これまで色々な表現を試し続けてきた、けんすうさんだからこそのお話で、すごく奥深いです。
そして、「アル」のサービスについても、この「表現」をどう試行錯誤してきたか?というお話がありました。
サービス名は、英語ではなくカタカナにしたり。
そして、このロゴのデザインについても試行錯誤があったとか。これをデザインされたかたは、1ヶ月に1本しか仕事を引き受けない、それくらい1本1本に想いを持って、時間をかけてデザインをやり抜いている人だとか。
色使いとか、文字の位置とか、1ピクセルずつ調整して、どれが良いかを検証されているという話がありました。
コンテンツは”偏愛”
そして、コンテンツについては”偏愛”であるというお話がありました。先ほどのデザイナーさんの話もそうですが、それを「本気で伝えたいと思うかどうか?」、これが重要になる。
真剣に考え抜いて、本気で伝えたいと思っているのであれば、一緒に働いているメンバーにもそれが伝わるし、気づいたら仲間ができている。ユーザーにもそれが伝わるとのこと。
NewsPicks Booksのシリーズでベストセラーを生み出し続けている箕輪さんは、この”偏愛”が、「粘り」に繋がっているとのこと。「粘り」が無くて、「業務的」になってしまうと、そのコンテンツに熱が乗ってこない、それがユーザーにも伝わってしまう。この”偏愛”については、けんすうさんと箕輪さんが熱く語られていました。
1人1人と「会う」ことが重要
インターネットサービスを20年近くもやられている、けんすうさんですが、1人1人と「会う」ことが重要という話をされていました。
たとえば、クックパッドもレシピを載せてくれている上位100人が重要。食べログも、上位1,000人くらいのレビューが大半を占めている。これらのユーザーには、直接「会う」機会をとって、対話を続けているから、サービスが成功しているとのこと。
ライフネット生命の例でも、地方で3人興味がある人が集まったら、社長が直接会って説明しに行っている、これが一番当たっている施策とのことでした。箕輪さんも、この「会う」ことはすごく重要視していて、箕輪編集室でも地方行脚の重要性を語られていました。
けんすうさんは、とにかく優しくて、温かくて、箕輪さんも「けんすうさん、いい人」という言葉を連発されていたのが印象的なイベントでした。
愛されるにはまずとことん愛することなんですかねー。と思ってしまいました。
佐々木さん、はい、まさにそれですね!