こんにちは、ワーキングマザーのNatsumiです。
昨日に引き続き、Weekly Ochiaiの話です。
今回はゲストに田中修治さん。
田中修治 x 落合陽一の「小売をアップデートせよ」
田中修治さんとは?
最近『破天荒フェニックス』という本を出されて、話題になっている方です。
私もこの本を読みましたが、最高に面白かったです。
この本のレビューは別の機会に書きたいと思いますが、すごい方です。
・売上20億円、負債14億円のメガネチェーン「OWNDAYS(オンデーズ)」の社長になって、急成長・大復活させた。
・国内113店舗、海外96店舗に展開している。(2017年11月現在)
このオンデーズの10年間にわたる血みどろの復活ストーリーを本にしたのが、『破天荒フェニックス』
なぜこの本を出したか?についても、Weekly Ochiaiで語っていました。
Weekly Ochiaiを観て、『破天荒フェニックス』を読むと、2倍面白い!
『破天荒フェニックス』のその後が気になって、Weekly Ochiaiを観ました。
なぜオンデーズが復活したか?
田中さんが目をつけたのが“メガネ”(ダジャレっぽくなってしまいました。)
小売業界はAmazonなどのEコマースが急速に普及していたが、“メガネ”のマーケットは独特
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・圧倒的なNo.1がいなかった。
・メガネは、カスタマイズが必要。(度の矯正や、サイズ調整など、個人によって違う)
・そのため、Eコマースでは売れにくい商材。
・日本は無資格でも売れるが、海外は資格がないと売れない。
そのため海外市場は日本より遅れており、チャンスがあった。
・高齢化で、需要が伸びている。(老眼が始まる40歳以上)
多額の赤字や借金を抱えながら、このようなマーケットの先を見据え、
圧倒的なスピードで改革、海外進出をしたのが、成功要因とのこと。
小売の未来ってどうなるの?
田中さん
「小売はなくなる、と思ってやっている」
10年、20年後の小売はどうなっている?
・キャッシュレスが進む
・3Dプリンターが普及して、デザインだけ買ってモノは家で作る
・消費財は、定額払いのサブスクリプションモデル化がもっと進む
たとえばテレビも冷蔵庫、洗濯機も買わなくなる
洗剤を買うと、洗濯機がついてくるような感じ
・洋服も、もうサブスクリプションモデルで良いよね?
・所有欲をくすぐるモノ、たとえばロレックスなどは、買われるモノとして残る
・所有欲をくすぐるモノを買うきっかけは「人」かもしれない
・落合さんなどの「信用」のあるインフルエンサーが薦めるモノを買う
・これからは「信用」をどう集めるか?「信用」のある「人」が多くいる会社が勝ち残る
いわば、モノを売る会社というより、タレントを抱えている芸能プロダクション
・かと言って、みんなが経営者になるわけではない
人に雇われたい。安全な場所で危険なことをしたい、という人が99%
・店舗はエンタメ化する
いま具体的にオンデーズで取り組んでいることは?
じゃあ無くなるかもしれない小売業界の未来を見据えて、「いまオンデーズで何やっているの?」
田中さんは、下記のような取り組みをされているとのこと。
・「信用」のある「人」にフォーカス
・「オンデーズのXXさん」ではなく、「XXさん」がいるから買う、にしていきたい
・コミュニティの中心になる「人」が強い
・「ライブコマース」も試験的に取り組んでいる (いわゆるジャパネットたかた)
・インフルエンサー採用!
→フォロワー数1500名以上は、積極的に採用
採用されたら、5万円の手当
・SNSの「いいね」の数だけ、割引する
・会社自体を「エンタメ化」
→社内ポケモンGOのような感じで、”社長を見つけたらゲット”など。
・「エンタメ化」の流れで、『破天荒フェニックス」も書いた
→単なるサクセスストーリーではなく、400ページを超える小説!
だから面白い!
「小売は無くなる、と思ってやっている」という言葉は印象的でした。
常にこういう危機感を持って、未来を見据えて今何ができるか?
借金抱えても、今やる!という強い覚悟を持っている方と、感じました。
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