自分の弱みを見せた方がいい?ブレネー・ブラウン「傷つく心の力」

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

みなさんは、TEDで4,600万回再生されているブレネー・ブラウンの「傷つく心の力」というスピーチを観たことはありますか?

昨日は、このスピーチをもとにした、オンラインセッションに参加しました。

「Vulnerability」とは、「傷つく」とか「弱み」という意味で、その大切さを
ブレネー・ブラウンは語っています。

TED TALKでベスト5のブレネー・ブラウン リーダーシップの源Vulnerabilityとは?

こちらのイベントページより

星野源さんもブレネー・ブラウンから大きな影響を受けたとのことで、それがこちらの記事に載ってました。

やっぱり強くなりたいし、ハッピーに生きたいわけじゃないですか。そういう風にするためにはどうすればいいのか? 強くあるにはどうしたらいいのか?っていうのを研究していったら、本当に絶望的な答えにぶち当たったという。で、それの答えが……本当に何度も何度も研究して突き詰めた答えは、「無防備になること」。それはなぜかというと、たとえば嫌なこととか、苦しいこととか、そういうものがあった時に、やっぱり人は自然とそれをブロックしようとする。辛いから。

でも長年の研究でわかったことは、人間はひとつだけ、ある特定の感情だけをブロックすることはできない。たとえば悲しいことがあったら「悲しさ」だけをブロックすることができないんです。で、それをすると「嬉しい」とか「楽しい」っていう感情も同時にブロックしてしまう。だから「楽しさ」とか「嬉しさ」を感じるためには「悲しさ」や「苦しさ」を感じないといけない

喜びも悲しみも同じ質量というか。それはどっちも感じていいんだっていう。だから「悲しさとかをたくさん感じてるから、なんか自分は子供なんじゃないか。大人じゃないんじゃないか。精神的に未熟なんじゃないか」って思うんじゃなくて、それが当たり前っていう風に……それを見た時に本当に救われた感じがして。

どうしても、「悲しさ」「苦しさ」という感情を無理やりにブロックしてしまおうとする。そうしてしまうと、「楽しさ」「嬉しさ」もブロックされてしまうというのは、目からウロコでした。

そして、参加したオンラインセッションのレポートは、マンガ形式でこちらのレポートに詳細まとまっています!

私は、自分が感じたことを書きます。

自分の弱さを見せた方がいい?

最近よく聞くのは、

  • 自分をさらけ出そう
  • 「ありのまま」を見せよう
  • 自分の弱みを見せよう

という言葉。

そもそも何でそれが大切なんだっけ? というのを、オンラインセッションで分かち合いました。

カリスマ型リーダーシップのもとで成り立つチームであれば、もしかしたら無くてもいいのかもしれない。でも、一人ひとりの個性とか、強みも弱みも、ほんとに引き出されているチームは、強いと感じます。

凸凹の、凹みである「弱み」を知ることで、お互いのパズルのピースがあって、チームとしてもパフォーマンスが最大化されるし、みんなが心地よく、ハッピーになると思います。

ちょっと話は飛びますが、この間行った「超ダイバーシティ芸術祭」でも、それを体感しました。障害をもつパフォーマーの方々が 「みにくいアヒルの子」のミュージカルを演じていて、それがまさにお互いの「ありのまま」を分かち合っていると感じました。

「超ダイバーシティ芸術祭」で受け取ったもの

「打席に立つ」のは「傷つく」こと

最近よく言われている「打席」に立つことが大切、という言葉。

ブレネー・ブラウンいわく、「打席に立つ」のは、「傷つく」ということ。

傷つく覚悟がなければ、本当の勇気ではない。

打席に立たずして批判してくる人の意見には耳を傾けない。
勇敢に生きていない人の批判や意見を聴く必要はない 。

あなたの欠点や心の傷を愛してくれる人。
そういう人の言葉を大切にしよう。

愛することは無防備

ありのままを見せられないなら、愛されない。

「不完全な存在でも、生きてるだけで愛される」

人は、傷つくことより、傷つけるほうが楽。自分のもろさを認識しないと、他の人を攻撃してしまう。こういうことが、たくさん今起きていると感じます。

自分をさらけ出すのは勇気がいる、そもそもそういう空気が無いと難しい。時間がない、忙しい、感情を分かち合えないというチームは多い。でも、やっぱり大切なことだし、それがチームの強さになる。

「傷つく」ことが勇気、という考えがなかったので、この言葉を大切にしていきたいです。

オンラインセッションでの分かち合い、すごく楽しかったし、心地よい時間でした。ありがとうございました。

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