先週の金曜にあった「3分ピッチ」のプレゼン。
もともとプレゼンが苦手で、その準備が産みの苦しみだったのは、この前のブログに書きました。
QWSチャレンジ「3分ピッチ」で本当に伝えたかったことこのプレゼンの前に、何度もストーリーとスライドを作り変えたのですが、そのときの支えになったのが、こちらの本です。
この本で、プレゼンの核を決めることができました。
年間300回くらいのプレゼンを重ねる伊藤羊一さんと、澤円さんの共著。
お二人の講演やイベントは何度も参加していますが、お二人の考え方や生き様を改めて知ることができました。
「何者かになりたかった」訳ではなく、目の前のことを、ひたすら積み重ねてきて、自分の核を見つけてきていたお二人。私も、そういうタイプなので、この本で語られているストーリーや考え方には、首がもげるほど共感でした。
そして、「プレゼンで私は何を伝えたいのか?」を考えることができました。
プレゼンは「未来を創る」
本のタイトルそのままなのですが、プレゼンは「未来を創る」。
この意味は、じっくり考えました。
何のために、プレゼンするか?
何か、過去の結果を伝えるためにプレゼンする訳ではない。
今回私がプレゼンをした場は、これまでのプロジェクトの成果を発表するイベント。それをそのまま受け取り、最初にスライドを作ったときは「過去の結果」をプレゼンする内容になってしまっていた。
この本を読んで、改めて読み返してみると、「未来」の話が全然書かれていないことに気づきました。
私がプレゼンする意味は、過去やってきたことの発表ではなく、未来を創るため。
それを骨格に、後半半分を「未来を創る」内容に書き換えました。
プレゼンの核としたメッセージは「つながり」。
この「つながり」は未来を創る。
これがプレゼンの後半の1枚目のスライド。そのままですが「未来をつくる」というメッセージを入れました。
この後のスライドから、具体的にどんな未来を、どのように創っていくか?を展開していきました。
プレゼンが苦手な私への勇気づけ
私は、プレゼンが苦手で、情熱的に話すことができません。
それに結構コンプレックスを持っていて、素で情熱的に話せる人をいつもうらやましく思っています。
そんな私に勇気づけをいただいた言葉がありました。
人は変われる
『未来を創れるプレゼン』より。伊藤羊一さんの言葉。
羊一さんご自身の、落ちこぼれだったという時代、鬱になっていた時代をどう乗り越えたか? のターニングポイントが語られています。
その原体験があるからこそ、「人は変われる」と信じていて、それをリーダー育成プログラムなどで伝えられている。
私も「うまく話せない」と思っていても、「人は変われる」んだから大丈夫と言い聞かせることができました。
それから、こちらの澤さんの言葉。
人前に立っている時点で、わたしは勝利を収めている。
『未来を創れるプレゼン』より。澤円さんの言葉。
人前で話すのに苦手意識を持っている人は多い。
そういう人は、マインドセットを変えればいい。
逃げなかった。電車に乗れた。会場に行けた。ステージに立てた。
もうこれだけで、私はすごい。すでに、勝利を得ている。
今回完全に言い訳なのですが、コロナで引きこもり生活をしていて、人前でプレゼンするイメージがどうしても持てなかったんです。
なので、投げ出したいと何度も思っていて、そんな時に「人前に立っている時点で、わたしは勝利を収めている。 」の言葉に、背中を押してもらえました。
この本を読んで、プレゼンに挑むマインドセットの部分に影響をいただきました。
でも、それだけではなく、テクニック的なことも参考になりました。
- プレゼンのストーリーの流れの作り方
- 聴いている人に何を訴えかけるか
- まずはスライドのメインの言葉だけでストーリーがつながるか
などなど。
あと、羊一さんの「自信がないなら、何度でも繰り返す」は、肝に銘じていて、100回近くですが練習を重ねてみました。
これからも、プレゼンのときのバイブルにしていきます。
ありがとうございました!
コメントを残す