2月から7月にかけて、マザーハウスの代表取締役 副社長の山崎大祐さんが主宰する経営ゼミに通っていました。
テーマが「Warm Heart, Cool Head」。
熱い情熱と冷静な思考。
この言葉がすごく好きです。
この言葉は、 「Cool Head, but Warm Heart (冷静な思考と温かい心)」という18~19世紀に生きた大経済学者、アルフレッド・マーシャルの言葉の順番を変えたもの。
マーシャルが、当時のロンドンの貧民街での貧しい生活を前に、
当時の大学生に向けて発した言葉だといわれています。
山崎さん、そしてマザーハウスが大事にされている哲学になる
「Warm Heart, Cool Head」。
あえて、情熱の方を先にされているのは、冷静な思考よりも熱い情熱の方が大切になるから。
情熱を見つけ、そしてそれを形にするための冷静な思考を持つこと。
こちらの記事より、山崎さんの言葉を引用
これはすべての挑戦に言えることではないかと思います。
そして今、社会に必要なことは新しい変革を作り出していく挑戦。
今日のブログでは、ゼミに参加した理由、ゼミを通じてどんな思いになったかを書きたいなと思います。
ゼミに参加した理由
私は、母親アップデートコミュニティ(HUC)を主宰していて、今年の1月23日に1周年を迎えました。
「母親アップデートの日」あれから、ちょうど1周年。ここから、またアップデートが始まる。この日に1周年イベントをしました。
12名のメンバーが「自分のアップデート」を1分でピッチしたり、このイベントの事前準備から、終わったあとのみんなの反応を受けて、私のなかで衝撃が走ったんです。
「私たちの活動は、ものすごく社会的価値があるんだ。」
そう気づくことができ、
- ひとりひとりが自分の個性を解放していく価値
- つながりは、集まることでパワーとなる価値
を肌で感じました。
コミュニティの生みの親である、花まる学習会・代表の高濱先生にも、この日に私たちの価値を本当に感じてもらうことができたんです。
この日を境に、この「つながり」の輪をもっと広げていきたい、そう強く思うようになりました。
そんな時に、目に入ったのが、マザーハウス 山崎さんの経営ゼミ。
もともと、マザーハウスが大好きで、代表である山口さん、山崎さんの考え方も大好きで、イベントに通ったり、本を読んだりしていました。
「Warm Heart, Cool Head」
想いをカタチにする。
そして、そのために経営を体系化して学ぶ。
絶好のチャンスだなと思い、勢いで応募してみました。
経営コースと、参謀コースの2つがあり、めちゃくちゃ迷ったんですが、何人かの人に背中を押してもらい、経営コースで応募したんです。
ゼミを卒業した日に思ったこと
ゼミでは、惜しげもなく山崎さんの体験から、経営を体系化して教えていただきました。
- 自分の想いの解像度を上げる。
- 想いをどう伝えていくか。
- ビジョンのつくりかた。
- ビジネスフェーズ別でやること。
- マーケティング、ファイナンス、組織づくり、などなど。
ゼミの初めに、自己紹介プレゼン。
途中には、自分の想いを伝え、ゼミの他メンバーに壁打ちしてもらう機会があったり。
そして、ゼミ最終日には、卒業プレゼンがありました。
卒業プレゼンが終わって、
「あー、完全燃焼だ!卒業だー!」という気持ちになることを期待していたのですが、実はむしろ逆でした。
なんか、めちゃくちゃ悔しかったんです。
これがうまく言語化できてなくて、ブログにも書いてなかったんですが、きっとこの時の想いを書いておくと、後から振り返れるなと思って、今日書くことにしました。
なんで悔しかったというと、
- 自分の足り無さ、弱さに気づいたから。
- 「お金じゃない価値」を表現しきれなかったから。
1つ目は、このゼミを通して、自分の強みを知ることもできました。ただ同時に、自分の足り無さ、弱さを痛感もしました。
ボトムアップ型、コツコツと積み上げていくことは得意なんですが、トップダウンができない。
大きなビジョンを描けないし、ファイナンスとかのお金の面が苦手。
その痛いところを突かれた、という感じで、悔しかったんです。
これについては、「なにも1人でやることはない。自分の足りないところ、弱いところを補ってもらうチームになって、やっていけばいい。」と自分に言い聞かせています。
自分の足りないところが明確になって、良かったってことでしょうか。
2つ目は、「お金じゃない価値」を表現しきれなかったなーと思っています。
営利団体としての価値で、一番分かりやすいのは、時価総額いくらとか、そういう定量的なデータ、お金で表せる価値。
非営利団体の場合は、「お金じゃない価値」を、どう外の人にわかってもらうよう表現していけるか、これが課題ということに気づきました。
課題に気づけたし、この価値をわかってもらえるよう表現しつづけたい、その表現方法をこれから模索していきたいと思います。
あと、卒業プレゼンで賞が設定されていたんですが、この賞を取れなかったのも、悔しかったー。
でも、最後に言いたいのは、
すばらしいゼミに参加できて、体系化した経営を学べただけではなく、すばらしい仲間にも出会えて、ほんとに良かったということ。
ありがとうございました!
この悔しさをバネに進んでいきます!
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