今日は、こちらの本について書きたいと思います。
『「良い質問」をする技術』
私が学んでいたコーチングでも、「質問」の大切さは感じますし、最近どこに行っても「問いが大切だ」という話しを聞きます。
この前のブログに貼ったイラストですが、
- これまでは「答え」があった
- 今は「答え」がない時代
と変化しているため、自分たちで「問い」を作って、それに対して共創していく必要があるようです。ちなみに、これは『ハーバード流逆転のリーダーシップ』という本に書かれていたこと。
ということで、「良い質問」を学びたいと思い、この本を手に取りました。
この本は、 最高峰のエグゼクティブコーチである粟津恭一郎が書かれています。
良い質問とは何か?
そもそも「良い質問」とは何か?
質問をする人と、される人がフラットな関係になっている前提で、
質問された人が、気づきを得て、より良い方向へ行動できるもの。
この本にも「have to (しなければならない)」から「want to (したい)」に変化することができると書かれていました。
私は、「すべての答えは自分の中にある」と考えているので、その人の中にある答えを導き出すのが、良い質問なのかなと思います。
その人が考えてもいなかったことが、質問によって導き出される。
「want to」の自分を気づかせてくれる質問。
良い質問をするための「3つのV」
良い質問をするための「3つのV」。
それは、こちらの3つです。
- Vision:ビジョン(手に入れたいもの)
- Value:バリュー(価値観)
- Vocabulary:ボキャブラリー(よく使う言葉)
たしかに、最近私がやっている原体験ワークショップでも、その人がよく使う言葉に注目しています。
そこから大切な価値観が浮き彫りになったり、ビジョンが浮かび上がってきたりする。
これらの3つのVを、言葉として書き留めておくのは大切だと思いました。
良い質問の作り方
コーチングでは、その人が自由に答えられるオープン・クエスチョンが良いと学びました。
逆に「Yes」「No」で答えられる質問は、クローズド・クエスチョンと呼ばれています。
エグゼクティブ・コーチと言えど、質問のパターンが固定化してしまうようで、この本には質問の作り方が書かれていました。
オープン・クエスチョンの代名詞である「5W1H」。
つまり、「なに」「なぜ」「どのように」「いつ」「どこ」「だれ」を書いたカードを用意して、先ほどの「3つのV」の言葉と組み合わせる。
たとえば、私の「3つのV」はこうなります。
Vision(ビジョン)
- 母親ひとりひとりの個性を解放する
Value(価値観)
- ひとりひとりが主役
- おもしろい
- 誰も否定しない
Vocabulary(よく使う言葉)
- フラット
- アップデート
- 100人100通り
- 第三の道
これらを組み合わせてみると、
「なぜ、母親ひとりひとりの個性を解放したいのですか?」
「フラットにするのは、なにが大切ですか?」
「おもしろいと感じるのは、いつですか?」
といった質問を作ることができる。
これ、めちゃくちゃ使えそうです!
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