こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
みなさんは、「分人」という言葉を聞いたことはありますか?
ちなみに、私は知りませんでした。最近こちらの「分人」の考え方について書かれた本をおススメされている方が数人いて、読んでみました!
この「分人」について理解すると、これまで自分が感じていたモヤモヤが晴れた気がしたので、今日はこの「分人」についての自分の理解をまとめてみます。
「個人」から「分人」へ
私たちは、多種多様な人と関わり、いろんなコミュニティに属している。人によって関わり合い方は違うし、人によって接する態度も違ってくる。
でも「個人」の考え方は、本当の自分は「1つ」ということ。
一方で「分人」の考え方は、1人の人間が小さな単位の「分人」の集合体でできているということ。いくつに分かれているかは、接する人たちやコミュニティによって違う。たとえば家族だったり、会社の人たちだったり。その集合体を合わせると「1」になる。
この本に書かれている内容で、絵を書いてみました。
この絵に書いている「1/10」といった数字は、全体を仮に10にしたときに、自分の中で、その「分人」がどれくらいの割合を占めているか、という「構成比率」。この比率は変わっていい。
たとえば私であれば、会社にいるときの「分人」は比率が大きいだろうから、「3/10」とか。
この「分人」の考え方は、今まで考えてもこなかったので、目から鱗、通り越して、目から鮪でしょうか。
人によって響くポイントは違うかもしれませんが、この「分人」の考え方から私が響いたポイントを3つまとめてみます。
1. 複数のコミュニティに属してて良い
最近、いろんなコミュニティに接するようになって、少し思っていたことがあります。このコミュニティと、このコミュニティは少し相性が悪そうだから、こっちのコミュニティに入っていることは言わない方がいいんじゃないか、とか。
そもそも複数のコミュニティに属してて良いのだろうか、とか。
ここについては、この本ですごく肯定された気がします。
もちろん「複数のコミュニティに属してて良い」し、それぞれに関わる自分は「分人」で、それぞれの関わり合い方も違って良い。
自分の中で、均等にそれぞれのコミュニティに関わる必要は無く、先ほど書いた「構成比率」は変化する。でも気をつけなければいけないと思ったのは、構成比率(例:1/10)は全て足して「1」なので、「1」を上回ってしまうとパンクしてしまう。
この構成比率が、「1/10」なのと、「3/10」なのとでは、密度が違う。すべての分人を「3/10」にはできないし、分人が増えれば増えるほど、その比率は薄まっていく。
自分が、いま大事にしたい「分人」は何なのか?
この比率を保つために、どうすればいいのか?
というのを考えるキッカケになりました。
2. 相手に合わせて、態度が変わって良い
「個人」の考え方は、「本当の自分は1つ」ということ。
人によって態度が違うのは「仮面を被っている」とか、ネガティブに捉えられることもある。「本当の自分をさらけだしていない?」とか、思うこともある。また誰に対しても良い顔をしている「八方美人」なんて言葉もある。
これに対して「分人」の考え方は、「相手によって、態度が変わって良い」ということ。その「分人」ひとつひとつが、すべて自分である。
この本では、「〇〇さんと居るときが楽しい」というは、「〇〇さんと接する分人」が自分で気に入っているということ、という説明がありました。これを考えると、そもそも「分人」の考え方には、八方美人なんて言葉は無いですね。
「相手によって、態度が変わって良い」 と思うと、全ての自分が肯定されているようで、なんだか気分がラクになります。
3. 「分人」の半分は、他者のお陰
これもすごく腹落ちしました。「分人」というのは、関わる相手によって変わってくる。なので分人の半分は、他者のお陰なんだということ。
これを思うと、接する相手への感謝も生まれる。すべての「分人」は、いろんな人たちと関わっていることで出来ている、その集合体が自分である。
この考え方は本当に良いですね。だからこそ、関わる人たちやコミュニティは、重要ですね。
もし人間関係に悩むことがあったら、その「分人」は自分には合わなかったと思い、その「分人」の比率を下げてみることで、ラクになる気がします。
読んでいただき、ありがとうございました!
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