『裸でも生きる』 - “自分の心を取り戻す場所 “になった一冊

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

昨日のブログに引き続いて、マザーハウス・山口絵理子さんの著書のお話です。

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という目標を掲げ、途上国で生産したバッグやジュエリーを販売している「マザーハウス」。

こちらが昨日のブログで、最新刊の『サードウェイ』で、初めて山口絵理子さんの著書を読みました。

『サードウェイ 第3の道のつくり方』

この『サードウェイ』で一気に、その人間性に惹き込まれる感じで、10年以上前から本を出されていると知り、最初の著書である『裸でも生きる』を読みました。このシリーズは、3まであり、これまでの山口さんのマザーハウスの創業ストーリーから、そのあとの展開がノンフィクションで書かれています。

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講談社
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この『裸でも生きる』は2007年に出版されていて、今では文庫版も出版され、多くの人に愛されている作品。

私は、うまく自分の感情を言葉にできないので、伝えきれないのが歯がゆいですが、この本は “自分の心を取り戻す場所” になった気がします。

ちょっと話がそれますが、このあいだ参加したイベントで、IT批評家の尾原 和啓さんが、このようにおっしゃっていました。「自己嫌悪になったときとかに、 “自分の心を取り戻す場所 “として、お気に入りの本を読み直す。 物語を自分のなかで追体験して、自分の心を取り戻すことができる。

ものすごく良いなと思いました。誰にでも感情の波があって、誰かと比べたくないのに誰かと比べてしまって、自己嫌悪に陥いることはあるんだな、とも思いました。その自分の感情を責めると、悪いループに入ってしまう。そうではなくて、そのネガティブな気持ちをポジティブに切り替えさせてくれるスイッチがあると良い。

“自分の心を取り戻す場所 ” になるような本が、自分にはあるのかな?

「まだ、そういう本は私には無いような気がする」と思っていたときに、ちょうど『裸でも生きる』シリーズを読み始めました。1冊目を読んだときに「わー、これだ。これが “自分の心を取り戻す場所 ” なんだ。」という感覚がありました。

このブログを始めてから、すごく本を読むようになりました。ブログやっていると、なんかアウトプットしようという気持ちから、インプットしようという気持ちが働くからです。もともと、びっくりするくらい本を読んで無い人だったので、これだけ本を読むようになったのは、私のなかで革命的な出来事。そして、2019年は人生で一番本を読んでいる。

積読もいつも10冊くらいある感じなのですが(笑)。それ以上に、読みたい本がまた出てきて、「読みたい」と思った瞬間に、Kindleでポチるようになりました。なんかそれまでは、本の価格を見て「買おうか、どうしようかな」と悩んでいる時間もあったんですが。 「読みたい」と思った気持ちになったら、「悩まない」ことにしました。

話がずれてしまったので戻すと、『裸でも生きる』シリーズは、
“自分の心を取り戻す場所 ” になりました。これを読んで、追体験をして “自分の心を取り戻す “ことができる。 そんな本です。

なんで、 “自分の心を取り戻す場所”になったんだろう?

自分のなかで、なんで ”自分の心を取り戻す場所” になるくらい、惹き込まれたのか、考えてみました。

山口さんが“自然体”だから。そこには嘘や、盛ったりする話が一切ない。

とにかく “自然体”。これまで読んできたサクセスストーリーは、キラキラしすぎてたり、パワフルすぎたり、なんか”自分ゴト”になれない。でも、この本で書かれていることは、”自然体”で、盛ったりする話がない。むしろ、「行動力がある」と周りから言われていることに対して「自分はそんなに強い人間ではない」ということも書かれている。

いつも心の「葛藤」を抱えながら、「怖い」とか「多分無理だな」という気持ちもあって、でもそれより、ちょっとだけ勝る「何かを成し遂げたい」という強い想いが、次の扉を開けさせてくれる。そんなことを書かれている。

この心の「葛藤」がリアルに、そのままの情景が浮かぶようにエピソードが書かれているから、泣けるし、心が惹き込まれる。

ちなみに、小学校のときのエピソードから、この本は始まるのですが、そのときに言葉にしたことや、どんな状況だったかが、ほんとにリアルに書かれている。「なんで、こんなに鮮明に、昔あったことを覚えているんだろう?」と思ったら、日記をずっと書かれているとのこと。その日記を掘り起こしながら、この本を書いたというのと、山口さんの表現力がすばらしい、ということだと思います。

山口さんと同じことは自分にはできないけど、これを読むことで、このストーリーを追体験して、自分と向き合うことの大切さや、「これから何を大切にしていきたいのか?」を考える、そして一歩踏み出す勇気をもらえる、そんな本です。

マザーハウスの本店に行ってきました

末広町駅近くにあるマザーハウスの本店に行ってきました。

ちょうど、マザーハウスのアパレルブランド「e.」のお店がオープンしたところ。

建築家・藤森照信氏が設計・監修をされたという特別な空間。そのお店づくりのストーリーがブログに載っています。

この外観だけでも、世界観が表れていますが、お店のなかも素敵すぎる空間でした。

そして、最近デザインが変わったというポイントカード。

このポイントカードのデザインとか、仕組みもすごくいいんです。

ソーシャルポイントとは?
お買い上げ時に発行させていただくポイントと、マザーハウスのソーシャルアクションを結びつけて、通常事業では手の届かない生産地支援活動を行うマザーハウス独自のポイントサービス。ポイントが貯まると割引と、社会貢献が合わせて出来るという仕組み。

そして、私は『裸でも生きる』シリーズのつづきを読み始めました。

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