小橋賢児「クリエイターとして生きる」NewsPicksアカデミアイベント

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。

昨日はNewsPicksアカデミアのこちらのイベントに行ってきました!

最近『セカンドID』という本を出された小橋さん。私もその本をきっかけに、最近のご活躍を知りました!

私は小橋さんと同い年なので、イメージとしてはやっぱり「人間失格」などのドラマや映画にでていた俳優さん。そのイメージから一変して、今はULTRAやSTAR ISLANDなどの何万人という規模のフェスを創られているクリエイター

俳優のときは、いろんな作品に引っぱりダコで、一時期は500くらいの案件をかけ持ちしていたとか。俳優として、テレビに出る”スター”になって、今もフェスで世界進出をして、という誰もがうらやむような華やかな人生に見える。でも、その間には死の淵をさまようなドン底の経験があってからこそ、今があるとか。だからこそ、小橋さんの話は、パワーがあって情熱があって、話を聞いているだけでそのパワーに感化される。

ほんとにイベントでは色んな話があって盛りだくさんの内容で、書ききれない。(笑)

そのなかでも、小橋さんが大切にしていることで、私の心に響いたことを3つまとめたいと思います。

小さな”want to”を大切に

スターとして活躍されていた俳優時代は、大量にあった仕事を「やらなければならない」という“have to” に縛られていた。まるでロボットのような自分だったとか。

そこから芸能界を休業して、お金や仕事もなくなったときに、自分の内なる“want to”を取り戻した。そのきっかけが、ULTRA MUSIC FESTIVAL。

でも最初から「ULTRAを日本でやりたい」「何万人規模という大きなフェスをやりたい」という大きな夢があったわけではない。目の前にある小さな”want to”を積み重ねてきて、振り返ったら道ができていた。

「クリエイター」として生きる

今回のイベントテーマは「クリエイターとして生きる」これはイベント前は小橋さん自身のことを言っているのかと思ってたけど、そうではなくて、私たちだれもが「クリエイター」になれる、なって欲しいという小橋さんからのメッセージ。

とにかく情報がありふれている社会。情報から逆算して、たとえば「あんな、すごい人になりたい」というのだけを追い求めていると、自分のなかにある小さな”want to”に気づけなくなる。そして目の前にあったかもしれないチャンスが通り過ぎてしまっているかもしれない。

小橋さんの例でいうと、最初のイベントは、自分の30才のバースデーパーティー。「もてなされるより、もてなせ」という気持ちで、「目の前にいる人たちをどう楽しませるか」を考えて、イベントをやってきたのが原点にあるとのことでした。

自分の「枠」から外れることで生まれる「ワクワク」

でも、この小さな “want to”をどう見つければいいんだろう?

そんなことを思った方も多いのではと思います。

その時に大切なのが、自分の「枠」から外れるということ。

自分の「枠」から外れることで、「ワクワク」が生まれる。

という小橋さんの言葉が好きです。

いきなり大きいことをしなくてもいい、ちょっとした行動でいい。たとえば、帰り道に違う駅で降りてみるとか。普段行かないような、明治神宮の森の中に行ってみるとか。そんなことでもいいので、自分の「枠」から外れる行動を取ってみる。

「想定外」はチャンス

自分の「枠」から外れる行動をしていくと、「想定外」にもぶつかる。私は「想定外」と聞くと、ちょっとネガティブな印象を受けてしまう。でも「想定外」は「新しい自分に出会えるチャンス」と小橋さんは捉えているそうです。

小さい音楽系のイベントをやっていたときに、「ハイテーブルひとつでイベントが変わる」経験をしたとのこと。

そのイベントで、日本人はシャイで、まったく何もない広いスペースで盛り上がれてなかった。そのときにハイテーブルをじょじょにずらしていって、真ん中に持っていったら、不思議と人が集まってきて、最後はめちゃくちゃ盛り上がった。

自分が「枠」から外れて出会った、ULTRAというイベントで人生が変わった経験を持つ小橋さん。自分もそんなだれかの「枠」を外すキッカケを創りたいという情熱で、イベント作りをされている。

私たちもちょうど明日「子連れ100人フェス」というイベントをやることになっている。何万人規模というイベントに比べたら、小さいイベント。でも私たちが想っていることが、だれかにつながって、何かを感じるキッカケになってもらえたらうれしい。

自分は何でそのイベントをやりたいと思ったか、その原点を大切にしていきたいと思いました。

“違和感”を感じること

今回のイベントで印象的だったのは”違和感”という言葉。「STAR ISLAND」という次世代型花火エンターテイメントを、日本で展開し、今やシンガポールの50万人が鑑賞する世界的なイベントになっている。そして、日本でも今年は7月20日に開催される。

その「STAR ISLAND」が生まれた経緯について。

  1. 出会い : 花火師との出会い
  2. 違和感 : 花火大会はなぜ無料なのか?など
  3. ストック : 人との繋がりや経験。3Dサウンドの経験

この3つをイベント作りで大切にされている。ここで私は“違和感”という言葉が、心に響きました。

小橋さんはULTRAを通じて、ある花火師と出会い、その人と話すなかで感じた“違和感”があったとのこと。

  • 花火という日本の”伝統”は、守るだけでいいのか?
  • 古いままの”伝統”が押し付けられているのではないか?
  • 花火大会は、なぜ無料なのか?

この花火という”伝統”を、もっと今の人たちが楽しめるようにアップデートしていくにはどうしたらいいか?

それまで培ってきたストック、つまり”人との繋がり”や”経験”からヒントを得た3Dサウンドという新しいテクノロジーと花火をかけ合わせて生まれたのが、STAR ISLANDだった。

伝統(花火) × テクノロジー(3Dサウンド) → STAR ISLAND

小橋さんは、ULTRAを始めたときも、世界で盛り上がっているダンスミュージックのフェスは「どうせ日本では流行らない」という言葉に違和感を抱えたことがキッカケだったとのこと。

大人になると、「ちょっと違うんじゃないか」と思っていても、言えなかったり、自分の感情を押し殺して周りに流されてしまうことが多い。 そんな違和感をそのままにしない、その違和感キッカケで、自分から行動していくことの大切さを感じました。

「日本のエンタメをもっと世界に広げたい」という情熱で、STAR ISLANDが、なんと9月にはサウジアラビアに進出するそうです!しかも、建国記念日のイベントになるというのは、すごすぎる。

私も母親アップデートコミュニティのメンバーといっしょに、7月20日のSTAR ISLANDに遊びに行きます。めちゃくちゃ楽しみです!

すばらしいイベントをありがとうございました!

そして、小橋さんの『セカンドID』も良かったー。

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4 Comments

竹内啓二

今後のご参考に…

・あたりまえへの疑問視
・小さなことから始める
・実際に行動に移すこと

先週、逆転の仕事論という堀江さんの本で見かけた小橋賢児さんの活躍

私もその際に知った近年の活躍
イメージしていた姿とは別人
しっかりした考えの軸と体現力

偶然か必然か
同じキーワードで活躍するG会社と元同期

・タネノチカラ@淡路島
・みやじ豚@藤沢

いずれも日本の農業や流通業界への疑問
→前者は仲間と起業、後者は継いだ家業
→作り出したストーリーある新手法

まさにクリエイター
自他共に楽しめる仕組み作り
SDGsにも通じる社会貢献性

今後のイベント開催時やご家族の為のリフレッシュのツールとしての情報です。
ご興味なければスル〜して下さいませ。

※後者の定期開催のBBQは絶品です!
三宅さんのベジオヤジとも絡められると
相乗効果かもしれません。
共有してみます。

100人フェスお疲れ様でした!

返信する
三宅 恭介

なつみさん、とても共感の記事でした。
想定外や違和感を大事に生きる。
いつもありがとうございます!

竹内さん、ベジオヤジのこともありがとう!
情報助かります。

返信する
Natsumi Suzuki

ミヤケストラー、いつもありがとうございます!!ベジオヤジ応援してます〜

返信する

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