こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
昨日は、コミュニティについて学ぶコミュラボのイベントがありました。
ゲストは、『1分で話せ』『0秒で動け』の著者である伊藤羊一さん。
このコミュラボの主宰者であるG2さんが、コミュラボを立ち上げる後押しとなったのが、伊藤羊一さんとの”1 on 1″だったそうです。そのこともあり、感慨深いイベントとなりました。
「自分の軸」は鍛えるモノ
今回のイベントのテーマは「行動とコミュニティ」。
行動をする上で大切になるのが「自分の軸」。
あなたにとっての、「自分の軸」とは何ですか?
そう聞かれたときに、なんと答えるでしょう。
「自分の軸」とは、大切にしている価値観とか判断基準のこと。ちなみに、羊一さんの軸は、「Lead the self(自分をリードする)」。
今思い返してみても、昨日お話されていたことが、すべて「Lead the self」に通じます。
「自分の軸」 は1日にして成らず。筋トレである。
「自分の軸」を聞かれたときに、なかなかスッと答えられない。実際に私も、イベントのなかで聞かれたときに、「自分の軸」ってなんだろう?とうまく答えられませんでした。。
でも、それは「自分の軸」は1日にして成らずだから。日々の積み重ねがあって、だんだんと「自分の軸」が明確になってきて、強くなってくるもの。
「自分の軸」は、日々の積み重ねであり、サイクルの繰り返しによって鍛えらられるモノなんだという意識に変わりました。この図でいう、mindのところが「自分の軸」になるイメージです。
毎日、筋トレをやっているようなもの。
この図でいう「action(行動)」は、あくまでも氷山の一角。
「行動せよ、行動せよ」とよく言われますが、やっぱりその下にあるskillとか、「自分の軸」といったmindの土台があってこそ行動できる。
この図は、いつも意識していきたいなと思いました。
『0秒で動け』は、右脳も左脳もいつでも動ける状態にしておくこと
という言葉も印象的でした。
「孤独」の時間を大切にする。
今回の羊一さんのお話で印象的だったのは、「孤独」の時間を大切にされていること。「自分の軸」を鍛えるために、意識的に「孤独」の時間を取られている。
意識的に時間を取らないと、先ほどのサイクルに大切になる「振り返り」の時間が取れない。
「これって、自分にとってどんな意味があるんだっけ?」と問いかけて、振り返ること。
「孤独」の時間が持てるからこそ、自分にとっての意味を考えられる。
「地味」を積み重ねる。
私が最初に羊一さんのイベントに参加したときに、この図のピラミッドストラクチャを教えていただきました。
大切なのは、これを年がら年中考えていること。
単に1回使ってみるというのではなく、「地味」を積み重ねる。
ちなみに、石川善樹さんだと、四象限でのポジショニングマップを、年がら年中考えているという話がありました。たしかに、石川さんのイベントや記事で、良く見ます。
地味を積み重ねること、そしてピラミッドストラクチャなど自分にとっての「おまじない」を持っておくこと。
1歩ずつ進んで、「志」が見えていく。
よく「志」が大切、それに向かって突き進め、ということが言われる気がします。それが、この図でいうと上の部分。(青)
でも、大きい「志」が無くても、とりあえず1歩進んでみる。とりあえずやってみる、ということが大切。 この図でいうと下の部分。(赤)
1歩、2歩進んで、振り返ってみて、軌道修正していけば「志」が見えてくる。
大きい「志」を持つというのも大切だけど、過去~現在~未来がつながっているので、「未来」は「現在」の積み重ねでしかない。
コミュニティは「Lead the self」の集合体である
コミュニティがテーマだったので、人と人との”つながり”に話がいきがちなのですが、コミュニティは「Lead the self」の集合体であることを強く感じました。
羊一さんにとってのコミュニティは、「単なる仲良しクラブではない。」「”これをもとに何をなすのだ”というのが大切。」とのこと。
メンバーそれぞれが「私はこうである」というのを持っていて、それをもとにみんなが話している。”勉強会”のイメージだそうです。
- 自分にとっての「好き」「嫌い」を明確にする
- わがままになって良い
- 違和感を、気軽に言い合える
といったお話がありました。
最後の「違和感を、気軽に言い合える」って、なかなか難しい。でも、”心理的安全性”があれば、「違和感を、気軽に言い合える」 のだなと思いました。
「私はこう思う」というのを言えるのって、相手がそれを言っても受け入れてくれるという安心感があってこそ。そして、それを言ってもらった、きちんと受け止めること。その関係づくりが大切になる。
マネージャーの役割とは?
このイベントでは、リーダーシップ論の話もありました。
ここで印象的だったのは、「みんなフラットでいいよね」ということ。
「”上司”とか”部下”という言葉を、撲滅したい。」「会社の上下関係をなくしたい。」という言葉には、ものすごく共感でした。
そして、上下関係ではなく“マネージャー”の役割とは何か? という質問がありました。
一言で言うと、
チームをGoalに導いていくこと
この「チームをゴールに導いていく」ことには、3つの要素がある。
- ゴール
- ゴールまでのプロセス
- チーム
ゴールを設定してキックオフをするというのが1の「ゴール」。だいだいやっている。そして「ゴールまでのプロセス」は進捗会議。これもだいだいやっている。でも、3つ目の「チーム」はなかなか出来ていない人が多い。
「チーム」つまり「チームのパフォーマンスを最大化する」には
- 心理的安全性をつくる
- 個々人の能力を最大化する
ことが必要になる。
「1:N」と「1:1 ✕N」の両方とも大切にする
今回のイベントのような「1:N」だけではなく、「1:1 ✕ N」の意識をどれくらい持てるか。この両方とも大切にする。
海外では、「〇〇、How are you?」と名前を添えながら、一言声をかける文化がある。日本でも、このような声がけが大切になる。
ひとりひとり考えていることが違う。「1:N」だとそれが拾いきれない。「1:1」を意識すること。
コミュニケーションは、質より量
さいごに、「コミュニケーションは質より量」「量が質を生む」という言葉で締めくくられました。
働き方改革とか、効率性、生産性ばかりを意識してしまうと、コミュニケーションはどんどん希薄になってしまう。
「コミュニケーションは質より量」 という言葉は、心に留めておきたいです。
すばらしいイベントをありがとうございました!
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