気軽な気持ちで始めた原体験ワークショップですが、20名の方々に実施しました。
ワークショップの実施、という表現よりも、1対1でその方の人生や大切な価値観について、ひたすら聴いている感じです。
今日は、このワークショップを通じて感じたことを書いていきます。
そもそも、原体験とは何か?
原体験が大切な理由について、前にブログで書きました。
『原体験ドリブン』とは何か?原体験が大切な理由。原体験とは、「自分の価値観をつくった体験」のこと。
これは、無意識のなかに存在していることが多く、人の行動の95%は無意識によって決められているというデータもあるようです。
この原体験を原動力にして生きるのが、「原体験ドリブン」。
「原体験ドリブン」の考え方では、「自分を主語にして生きる」ことを大切にしていて、それはつまり「内発的動機」を持つこと。
外発的動機と、内発的動機のちがいについて。
- 外発的動機 :「誰か」が主語「~しなければならない」
- 内発的動機 :「自分」が主語「~したい」「~する」
ワークショップを20名にやってみて、人によって大切にしている価値観は違うし、その元となる原体験も違う。
基本的には、「なぜ?」で、深堀りしていくので、
- 「なぜ、それをやっているのですか?」
- 「なぜ、そう思ったんですか?」
といった質問を繰り返していくと、幼少期のことだったり、誰かとの出会いだったり、ちょっとした経験だったりが、思い返されたりします。
これまでの20名は、ご自身が母親である人向けにやってきました。
母親という「社会的役割」に縛られがちになる等の課題や、子どもを産んだあとに価値観がガラッと変わるようなことも多い。
そして、自分が大切にしている価値観が、同じように子育ての大切な価値観に繋がっていることも多い。
色んな気づきがありました。
他者との対話によって深堀りできる
ありがたいことに1回目の募集で、あっという間に15名くらいのワークショップへの参加希望があって、2回目の追加募集をすることになりました。
最初に、「なんで原体験ワークショップを受けようと思ったんですか?」と聞くようにしています。
- 「原体験という言葉に興味があったから。」
- 「自己分析をやっているけど、もっと自分を深堀りしたいと思ったから。」
といった答えが返ってきます。
たしかに、自分の原体験を深堀りする機会は無い。
自己分析をするのも素晴らしいと思いますが、他者との対話によって、深堀りできることもある。
普段聞かれない「問い」を投げかけられ、「うーん、なんでだろう?」と考えている状態が、普段考えていないこと=無意識のことを考えられている証拠でもあると思います。
その人の個性に触れられる
ワークショップをやっていくうちに、ある意味、「その人の人生を追体験しながら、その人の個性に触れられる時間が、なんて贅沢なんだろう」と思うようになりました。
私なりに感じた、その人の個性を、率直に感想としてフィードバックするようにしています。
「あー、自分にはこんな一面があったんだ」とか
意外と自分では気づかない一面に気づいたり、こういう新しい気づきが生まれると、私もうれしいです。
一気に、その方との距離も縮まるような感覚です。
これからも、原体験ワークショップ続けていきたいなーと思います。
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