8月5日に「一般社団法人母親アップデート」を設立いたしました。
1年半前に立ち上げた「母親アップデートコミュニティ」をより進化させ、100年後に語り継がれるよう、新しい時代を切り拓いていくための再スタートです。
「登記自体は、すぐにできるよ」
「一般社団法人だから、簡単に設立できるよ」
ということを良く聞くので、気軽に考えていましたが、結構バタバタしています。(笑)
ちょっと記録として、この1ヶ月を振り返って、ごく簡単にここに書き留めておこうかなーと思います。
ということで、昨日この1ヶ月の前半のことを書きました。
一般社団法人設立までの1ヶ月-その1この一般社団法人は「母親アップデートコミュニティ」をより進化させることを目的としているので、コミュニティメンバーへの発表「大切なお知らせzoom」をしてきました。
今日は、その続きを書いていきます。
初めての組織づくり
「一般社団法人化しよう!」と決めて、私がこの1ヶ月で、意識的に注力してきたことは「コミュニケーション」。
ゼロから立ち上げる一般社団法人ではなく、既存コミュニティで1年半培ったものがあるので、そこを大切にしたい。
なるべく、1対1とか、個別コミュニケーションも大切にしながら、やっていきたいと思いました。
一般社団法人化にあたって、
- 組織づくり(理事メンバーへのお願い)
- 会費制の決定
が大きな事としてありました。
組織づくりについては、7月まで学んでいた経営ゼミの内容を復習しつつ、どういう役割が組織において必要になるか? を考えながら、検討をしていきました。
私たちの組織の特徴として、「コミュニティメンバーが主役」ということ。
本部(理事会)は、コミュニティメンバーを支える役割としてある。
一般的に、「理事」という言葉がつくと、偉そうに思われがちなのですが、私たちの組織でいうと、むしろ逆。「役職」にこだわらないフラットな人である、ことを大切にして検討してきました。
理事メンバーを、コミュニティメンバーに発表する時には、この検討プロセスとか、どういう人にどういう思いでお声がけしたかを明確にしたいなと思い、このスライドで説明しました。
一般社団法人設立の1週間前に実施したzoom。
私から理事メンバーのみなさんへの溢れる思いとか、それぞれの理事メンバーからの決意表明をしていただき、感激でした。
また理事メンバーの体制について、コミュニティメンバーのみなさんからも温かいリアクションや声援があって、ほんとにうれしかったです。
めちゃくちゃ悩んだ会費制の検討
それから、もう1つの重要事項である「会費制」の検討について。
これは、めちゃくちゃ悩みました。
これまで1年半、私たち母親アップデートコミュニティは、無料で運営してきました。
無料で運営するメリットと、会費制にするメリット・デメリットを慎重に考慮。
最初に「会費制を検討している。そのメリット・デメリットはこう考えている。」とシェアした時に、メンバーのみなさんからは、思いのほか「会費制に賛成!」というフィードバックが多かったです。
普通に考えると、会費を払うのは嫌だと思うのですが、こうやって肯定的なフィードバックをもらえるのは、ほんとにうれしかったです。
じゃあ、会費制を具体的に検討するにあたって、いくらにするの?
これまた、めちゃくちゃ難しかったです。
まず、コミュニティの価値を棚卸ししてみる。
そのうえで、会費制を検討。そのポイントは4つ。
いろいろ悩んだあげく、結果として、9月から「月額980円」の会費制にしました。
お金の価値観は、人によって当然違うと思います。
その前提ではありますが、他のコミュニティの会費制などを調査していくと、正直言うと、「月額980円」は安めの設定だと思っています。
コミュニティ界隈の人に話すと、「安すぎじゃない?」「それで大丈夫なの?」と心配もされます。
この会費制を検討した理事メンバーのなかでも、意見は色々でました。
「決めた金額が正しいかどうか?」というよりは「この金額が正となる」というか、むしろ「この金額の10倍払ってもいいよね」と思ってもらえるようなコミュニティにしていきたいと覚悟を決めました。
もう1つ大切なポイントは、「Sell to the community」ではなく、「Sell through the community」という考え方。
この会費制を、社団法人のメインの収入源とは考えていないということ。
コミュニティメンバーを通じて、いろんなプログラムやプロジェクトが発展していったり、メンバーが増えることによって、社会的インパクトが大きくなって、寄付や協賛にもつながっていくという考え方です。
ちなみに、「運営に関わりたい!」と言っていただける方が多かったので、この運営メンバーの位置づけや会費をどう考えるかも、悩みました。
最後まで迷っていたのが、運営メンバーの会費をちょっと上げて設定すること(具体的には、3,000円にするプラン)。
当然ながら、メリット、デメリットがあるのですが、それだけこの社団の運営に関わっていただく価値を上げていきたいと思っていました。
最終的には、運営メンバーも含めて、一律の会費制にしたほうがシンプルだし、「やりたい人がやりたいことをやれる」という考え方になると思い、一律の設定にしました。
これ以外にも、社団設立にあたって、必要な書類を準備するのが大変な作業。「8月5日」の設立も、ぎりぎりまで、何度も法務局や区役所と掛け合ってくれたメンバーのおかげで、予定していた日に設立ができたんです。
最後の最後になって、法務局から、定款の目的に入っている「アップデート」という言葉が通らないかも? と連絡があって、ここの言葉を「アップデート」から「成長」に変更しました。
理事も物理的に離れた場所に住んでいるため、書類に印鑑を押していく作業も含めて、ぎりぎりで準備できました。
8月5日には、これまで調整してくれていたメンバーのおかげで、私はのこのこ法務局に書類を提出に行くだけで、登記が完了。
8月5日の設立の日には、夜サプライズパーティーを開催していただき、楽しかったです!
一般社団法人母親アップデートを設立しました。
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