こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみです。
昨日は、母親アップデートコミュニティのメンバーと、ストーリーについて語り合う座談会をしました。
ゲストは、映画プロデューサーの山田兼司さん(以降ケンジさん)。最近までテレビ朝日のドラマプロデューサーをされていて、 俳優の山田孝之さんと菅田将暉さんがダブル主演していたドラマ「dele(ディーリー)」で、先日ギャラクシー賞を受賞されていました!
「dele」は、所有者の死後にパソコンやスマートフォンに残されたデータ“デジタル遺品”がテーマ。このテーマが、時代にマッチしていて、この”デジタル遺品”にまつわる人間模様が、描かれているドラマ。
ケンジさんの、このドラマに賭けた想いは、こちらの記事に載っています。情報があふれていて、簡単に正解が手に入ってしまう現代だからこその、この記事タイトルに込められた想い、「浅はかな正解は提示しない」というのが、身に沁みます。
「本多さんから、映像化前提の連続ドラマの企画を作ってみたいというお話をいただいて、見せていただいたのが『dele』の企画でした。その時点では企画の骨子の状態で、デジタル遺品というテーマ、圭司と祐太郎のキャラクターのイメージがあった。デジタル遺品は、今を生きている人全てに共通するような極めて現代的なテーマであり、連続ドラマとしてすごく可能性のある企画だと思いました」と振り返る。
「日本でも、人間描写の深みや表現の成熟度といった面で世界レベルのクオリティーの連続ドラマをいつか作りたいと思っていたんです」と思いを語る。
昨日ケンジさんと座談会して、改めてこの記事を読むと深い。
“共感”を生むには、”ストーリー”を語ること
ケンジさんが座談会で強調されていたのが、”ストーリー”を語ることの大切さ。たとえ同じことを語っていたとしても、ただ心に抱えた悩みをそのまま語るのでは伝わらない、共感が得られない。”ストーリー”として語ることで、相手からの共感を生むことができる。
いかに”ストーリー”として語ることで、共感を生むかが大切になる。
ストーリーの”型”とは?
では、”ストーリー”を語るには何が必要か?
“ストーリー”には “型” があって、これにハメることが大切。
いわゆる”起承転結”。それを別の表現で言うと、こちらの4つの流れになるとか。主人公がいて、その主人公がどのような葛藤を抱えていて、どんな部分が欠落していて、どんな障害があって、行動によってどう変わっていったか?ということ。
- 葛藤
- 欠落
- 障害
- 行動
主人公は、悩みや葛藤を抱えているほど、それを乗り越えたときの感動が大きい。それがストーリーになる。
もし自分が大きい悩みを抱えていても、それが「ストーリーになる」と思って、それを語れるようになると良い。語らなきゃ損。
ここで面白かったのが、心の内面の吐露は、一番ドラマや映画でやっちゃいけないこと。そのまま正解を言っちゃうようなもの。その心の内面を、ストーリーとして、人間描写などを交えてどう表現していくかが大切になる。
私が感動したストーリーとして共有したのは、『義母と娘のブルース』。まさに、このストーリーに当てはまる。スーパーキャリアウーマンで感情を失った主人公が、契約結婚をきっかけに、血の繋がっていない娘に愛情を注いで、日常の中に奇跡を見出していく、感情を取り戻していくお話。
『義母と娘のブルース』ドラマ。ワーキングマザーが感動したシーン。これを聞いて思ったのは、 私たち母親アップデートコミュニティ(HUC)が、このストーリーの”型”にハマるということ。そして、この座談会中に、HUCメンバーのさおたんが、このメモを送ってきてくれた。
「そうそう、これこれ!!」って、めちゃくちゃ共感した。
さっきのストーリーの”型”にハメてみると、こうなる。
- 葛藤 : みんな母親として抱えている悩みはさまざま。ワンオペ育児だったり、子供のイヤイヤ期のストレスだったり、ワーキングマザーとしてキャリアを阻まれるマミーズトラックだったり。お子さんの不登校の悩みなどもある。
- 欠落 : 頼れる人がいない。自分自身だけで悩んでしまっている状態。世の中に情報はあふれているのに、そこから解決策を見いだせない。
- 障害 : 子供はカワイイけど、母親であることで自己犠牲が生まれているのではないか。自分のやりたいことができている人生なのか、という不安がある。「変わりたい」と思ってはいるけど、日々の育児・仕事に忙殺されてしまう毎日。なんとなく余裕がない。一歩踏み出す勇気が持てない。
- 行動 : それぞれが抱えている「課題を解決したい」「自分をアップデートしたい」「世の中をアップデートしたい」という強い想いで、WEEKLY OCHIAIの番組の観覧に出かけた。そこで出会ったのは、同じような悩みを抱えていた母親たちだった。この課題を解決されるのを待つのではなく「自分たちで解決したい」。そのために立ち上がったのが、母親アップデートコミュニティ。130人のメンバーで、オンライン、オフラインでコミュニケーションを重ねて、”つながり”によって、こんなにも世界が変わるのか、と実感。そして、世の中を変えるために、これからもっと大きいムーブメントを起こす旅が始まる。
この間のブログにも書いたのですが、このコミュニティは、言うなれば「オーシャンズ11」ではなく「フュージョンズ11」。
「アウフヘーベン」と「フュージョンズ11」ひとり一人が主人公であり、このHUCというコミュニティのつながりで、フュージョンが起きる。
ひとりでは成し得ないことをできる、というと軽く聞こえる。でも、ほんとにそれをこのHUCを通して実感している。この3ヶ月の圧倒的な熱量、スピード、行動で実感できる。ひとり一人の視点、考え方、価値観、行動を、吸収して、自分なりにミックスできる。1対1のフュージョンで生まれるものもあれば、みんなのフュージョンで生まれるものもある。
もはや、コミュニティの共通言語となった「週5で飲み会」のHUCメンバー・えっちゃん。えっちゃんはお酒担当として突撃する、私は真面目にコンテンツを考える担当、それがフュージョンして、新たな出会いが生まれ、今回の座談会企画も生まれたようなもの。
この座談会を通じて私たちがやるべきことが、よりクリアになってきた気がする。もっと私たちの日々のアップデート、このコミュニティの活動を、”ストーリー”として語れるようになること。
「母親なのに、ヤバイ」みたいな、世の中をあっと驚かせることを仕掛けていきたい。これを”ストーリー”として、考えていきたいです。素晴らしい気づきをありがとうございました!!!
最後に、これがHUCメンバー・湯朝かりんさんのグラレコです。いつも、すばらしいグラレコをありがとう!
ケンジさんのギャラクシー賞のお祝い。シネマエディション限定ラベルのワインとか!!えっちゃんのチョイスがすばらしい!
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