こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
昨日は、「母親をアップデートせよ in TOKYO WORK DESIGN WEEK」のイベントを、母親アップデートコミュニティ(HUC)主催で実施しました!
テーマは、「母親をアップデートせよ」。
私たちは、まずは”母親”が「自分の人生をワクワク楽しむこと」が大切だと考えています。そして、子供や、関わる人たちにもハッピーを伝染していく。
”母親”である当事者だけではなく、その周りでいっしょに働く、関わる人たちも含めて、日本の母親をアップデートしたい。
今までの価値観や呪縛に無意識に縛られるのではなく、”母親”が自分の人生をワクワク楽しむこと、そのためには何をアップデートしていけばいいか?を考えるセッションを企画しました。
今回ゲストでお招きする、女性向けのキャリア支援サービスを運営する株式会社LiB CEOの松本洋介さんからは、このようなコメントをいただいております。
「仕事と子育ての両立など課題は尽きない。今は時代の”転換点”であり、私たちの世代は”進化させる世代”。今あるモヤモヤを次世代に残さないために何ができるか、みんなで議論したい。」
勤労感謝の日に合わせて、7年開催されている働き方改革の祭典「TOKYO WORK DESIGN WEEK」(通称 TWDW)の1セッションとして実施できたのが、ほんとにうれしかったです。
ちなみに、このTWDWでセッションをできることになった理由は『自己紹介2.0』。
TWDWを主宰されていて、『自己紹介2.0』の著者であるのが、横石崇さん。この本をHUCメンバーにおススメしてもらい、読んでいた私は、横石さんへ思い切って「自己紹介」してみました。それがキッカケで、TWDWでセッションをできることになりました。
「TOKYO WORK DESIGN WEEK」で、HUCがセッションできることになった理由今回HUC以外の方に多くご参加いただき、そして「ベビーシッター参加チケット」を設けたこともあり、赤ちゃん、お子様連れも10名ほどいらっしゃいました。会場のコンセプトはキャンプファイヤー形式。つまり「参加者参加型」。
この雰囲気をどうだせるかが、チャレンジでしたが、参加者も含めてインタラクティブに、すごく良い雰囲気のセッションとなりました。ほんとに薪も置いてあります。
このセッションの内容を、かんたんにレポートします。
「今、モヤモヤしていることは何ですか?」
今回のイベントで、キーワードとなったのは、「モヤモヤ」。
私自身も、最近よくメディアとか会話の中でも、「モヤモヤ」を良く耳にします。参加者のみなさんが抱えている「モヤモヤ」は何ですか? というのを、色紙に書いていただきました。
色紙めいっぱいにモヤモヤを書く人もいたり、「男性の育休問題」など、いろんな内容が書かれていました。
「モヤモヤ」とは何か?
まず、LiB 松本さんから「モヤモヤ」の解説がありました。
- モヤモヤは構造的に必ず発生する。個人の性格に起因するものではない。
- モヤモヤしたら→悩み/問題を特定(内省or/and他者との対話)→可変/不変の仕分け→アクション
- 不変のものに対して悩まない。変えられることに目を向ける。
モヤモヤは、その名のとおり「モヤっとしていて見えないもの」。
これが何なのかを特定することが大切。これができれば半分は解決している。
- 自分で変えられるもの=可変
- 自分で変えられないもの=不変
に分けて考えてみる。
そして、自分で変えられる「可変」に目を向けてみる。
たとえば、「男性の育休問題」は自分ひとりで出来ることには限界があるので、不変のほう。自分のスキルを上げるとかは、可変。
そして、モヤモヤは必ず発生するので、発生していること自体に悩む必要はない。
女性は「悩み」を自分で作りがち
松本さんが言われていて、会場が深くうなずいたのは、
「女性は、悩みをつくりがち。」という一言。
「さきほど、色紙に書いたのを見返してみてください。これ悩まなくて良くないい?今じゃなくて良くない? というのを考えてみてください。」
このあと、「考えてみたけど、やっぱり、これは私の悩みだった」と回答したひとは、会場のたった”1割”という結果になりました。
「悩みが無いって思われたくない。」なんとなく、能天気なように見えてしまうんじゃないか?という気持ちもあって、悩みをつくりがちかも、と共感しました。
「好きなことをしなければならない」というWillハラスメント
最近よく耳にするのが、「好きなことをしよう」という言葉。
これに対して、ディスカッション。
まず前提として、「キャリア」の意味するところから。
「キャリア」とは、歩いた足跡、ワダチのこと。
最初から狙って、狙った通りのキャリアを歩んでいる人はほとんどいない。キャリアで成功してる人は、Can(自分ができること)に集中して相手に提供できるバリューを高めてる。
リクルートで有名な「Will、Can、Mustの3つの輪」
- Will・・・ 今、やりたいこと
- Can・・・ 今、できること
- Must・・・ ・ 今、やらなければならないこと
この中の「Will」が、すごく注目されていて、それだけ働き方や生き方の選択肢が増えたということ。でも、その裏返しとして「Will」を持たなければならない、自分の好きなことをしなければならないという、Willハラスメントが起きてしまっているんじゃないか。
松本さんからは、「自分の好きなこと(Will)は、お金を払ってでもやるべき。」
「お金をもらって働くということは、自分のバリューを出せること(Can)が大原則。」ここに改めて、目を向けようというお話でした。
「Will Can Must」って考えてる時点で、その人に強いWillはない。Willは変わるもの。大事なのはCan。
Canに向き合えば「稼ぐ力」にもなり、Canの輪が大きくなれば、チャンスも増えてきて、自然とWillになっていく。
- Willの卵はCan。
- Canと向き合うとWillになる。
この話には、会場の参加者の皆さんがまた深くうなずいていました。
「あなたなら、まず何をアップデートする?」
セッションのさいごに、今日感じたこと、今日のセッションを通じて「何をアップデートするか?」を、参加者のみなさんに「かるた」に書いていただきました。
これ、初めての試みでしたが、すごく良かったです。
さいごに、一人一人のアップデートにつながっている感じや、締めの言葉になっている感じがありました。
いくつか発表をいただきました。
- 「み」みんなのモヤモヤ、しばりを言語化させる
- 「て」できることの 積み重ねが やりたいことを つくりだす
- 「か」変えられることに目を向ける
松本さんの一言は、
「な」悩みを 自らわざわざ 作らない
いま「母親アップデートかるた」を創っていますので、採用させていただきます!
HUCメンバーのさいとーがグラレコを描いてくれました。すごい!
すばらしいセッションとなりました!
ご登壇いただきました皆様、ご参加いただきました皆様、TWDW運営の皆様ありがとうございました!
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