こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。
昨日は、ずっとモヤモヤしていた。前日に放送のあったNewsPicksの番組「WEEKLY OCHIAI」を観て、それを観てからモヤモヤしていた。
光栄なことに、今回の番組にオピニオンとして参加させていただいた。
落合陽一さんの番組で、今回から新シーズン。ゲストは、蜷川実花さん。そしてテーマは、「ジェンダーギャップ」。
今シーズンは、女性にフォーカスしたいとのこと。
新しい 「WEEKLY OCHIAI」では、『対話』のための3つのルールがあると言う。
- エピソードファースト
- 説得ではなく『納得と共感』の場に
- 答えは一つじゃない
正解を求める場ではなく、個人の体験のシェアにより選択肢を広げていくための場。
ジェンダーギャップをテーマにするNewsPicksが好き
まず、私自身は「ジェンダーギャップ指数が日本が121位になった」というニュースを受けてから、すごく危機感を感じている。
はっきり言って、ジェンダーギャップに全く詳しくなかったけど、ここ最近になってようやく、違和感、危機感を感じるようになった。あくまでも一個人の主観として、最近ブログに書きました。
「ジェンダー・ギャップ指数」121位の日本に対して、私ができることそのニュースの影響からか、今回なかなか民放では成立しないと思われる「ジェンダーギャップ」のテーマだったり、女性フォーカスでの番組づくりをしているNewsPicksが改めて好きです。
ゲストの蜷川実花さんは、「とにかく女性陣の話し足りない感が最高でした。こういう場がこれから沢山増えることを願ってます」とツイートされている。
ほんとにそう思う。メディアで、女性フォーカスで話せることや、女性が自己表現できる場が圧倒的に少ないということ。
そして、制作者側の思い。
私たちごとで言うと、この「WEEKLY OCHIAI」の番組をきっかけに、母親アップデートコミュニティを立ち上げた。
先週1周年を迎えて、この言葉をほんとに考えていたので、すごく共感したし、感動しました。
自分を変える。 社会を変える。 世界を変える。
私は「WEEKLY OCHIAI」によって、自分を変えた。
そして、コミュニティによって、社会を変える一歩も踏み出せていると感じている。
ジェンダーギャップ不感症だった私
私自身の心境の変化をシェアすると、正直言って「ジェンダーギャップ不感症」だった。
それがここ2年くらいで違和感を感じるようになった。
- 男女雇用機会均等法によって、男女平等に働けるようになったはず。
- リモートワークなどの制度も整ってきている。
- でも、ビジネスの場で活躍している女性が少なくないか?
これだけがメトリックでは無いけど、女性管理職比率は全く上がらない。役員の顔ぶれにも、女性がほとんど居ないという日本の状況は変わってないように思う。そして30代に入ってくると、女性社員が辞めていく。
これがいわゆる「ガラスの天井」なのか?
でも、「ガラスの天井」という言葉を言っている人や、同じように疑問に思っている人が全然いない。
- 「私は、ジェンダーギャップを感じたことは無い」
- 「女性だけ、特別扱いされたく無い」
という言葉が返ってくる。気持ちはすごく分かる。私も同じように思っていたからだ。
「ガラスの天井」と言うだけに、誰も見えていない。この見えていないことが問題だと思う。
私のように「ジェンダーギャップ不感症」になっている人がほとんどだと思う。だからこそ、ジェンダーギャップランキングは上がらないのは当然。
私は去年、母親アップデートコミュニティのメンバーが企画してくれた「ジェンダー勉強会」に参加してみた。正直衝撃を受けた。
HUC 「ジェンダーギャップをアップデートせよ」勉強会しました!私は、「ジェンダーギャップ不感症」だったんだ、と気づいた。
正直言うと、ジェンダー論とか、フェミニズムというと、ちょっと引いてしまう。「自分は関係ないし、ジェンダーギャップは感じていないから、必要ない」と思っていた節がある。
今回は、コミュニティメンバーの企画ということもあり、参加してみた。
- ジェンダーギャップ指数の実態
- 世界で進む「ジェンダー」のキャンペーン(これは日本では全く取り上げられていない)
- メディアでの「ジェンダーギャップ」の露出の圧倒的な少なさ(そもそも男性社会だったから)
これらを、全く知らなかった。
そして、自分に置き換えてみると、小さい頃はやんちゃで、スカートなんて全く履かないし、野球が好きだった。それが小学校に入り、中学校にはいり、「女子らしさ」とのギャップを感じて苦しんでいたような気がする。そして、自分に自信が無くなっていたし、自己主張することが少なくなっていった。こんなことを思い出した。
会社に入ると、男性ばかりが多い職場で、それが当たり前のようになっていたけど、実は発言しづらい空気があるのかも、と思うようになった。
今回の番組収録では、「女性が圧倒的多数で、男性が少数」という構図で、男性が肩身を狭そうに発言しづらい空気を感じていた。最近この男女比率のイベントをよくやるので、そういう肩身の狭そうにしている男性の姿をよく目にする。
これこそが、多くのビジネスの現場で、女性が無意識に感じる空気なのかもしれない。
私は「ジェンダーギャップ不感症」だった。なぜなら、「ジェンダーギャップ」のリテラシーを持っていなかったから。
ほとんどの人はそうだと思う。「ジェンダーギャップ」を取り扱うメディアは無いし、学校で学ぶ訳でもないし、このことを話す機会も無いのだから「ジェンダーギャップ」のリテラシーを持ってる人は少ない。だからこそ、マイノリティだし、「ジェンダーギャップ」の話は嫌がられる。
そして、今回の番組のコメントやら、そのあとのツイートやらも、荒れていた。
もちろんポジティブな意見もあったけど、
「こんな愚痴大会見たくない」的なコメントが並んだ。
気持ちは分かります。ちょっと前の私だったら、同じように感じるから。
「ジェンダーギャップ」のリテラシーを持ってないのに、いきなりギャップのエピソードを並べられても共感できないし、不快な気持ちになるのも当然。こういうコメントは、想定はしていたので、コメント欄を見るのが怖たかったし、途中から見るのも嫌になった。でも、ここに現実がある。
収録に参加した身から言わせていただくと、「愚痴大会」をしたくて参加している人なんて誰一人として居なかった。これだけは強調したい。そう思われてしまったことは想定していたけど、悔しいし、ここにこそ「ジェンダーギャップ」のリテラシーの問題がある。それが浮き彫りになったり、問題提議をする回として良かったと思う。
私としては、シンプルに「ジェンダーギャップ指数」のランキングに大きな危機感を持っている。これは指標の一つにすぎないかもしれないけど、このままでは、日本はやばい。そして、最終的には性別に関係なく、誰もがどういう場所、どういうポジションでも活躍できる、選択できる社会になれば良いと思う。
勝手な主観ですが、日本は「ジェンダーギャップ不感症」の人がほとんどを占める。これ自体が問題だと思う。このままじゃ、5年先も、10年先もランキングは落ちる一方だと思う。
いきなり「ジェンダーギャップのリテラシーを持とうよ!」と言っても、溝がある。
この溝を一気に飛び越えることはできない。
まずは、「ジェンダーギャップ」という存在に気づくところから、いや、「ジェンダーギャップ」について考えるキッカケにするところから。
今回の番組の構図も、「女性だけが女性視点でジェンダーギャップのエピソードを一方的に話す」感じになってしまった。そして、スタジオの構成なども、「対話」という感じでは無かったと思う。「対話」であれば、肩書きも関係なく、全員で横並びで円陣を組んでという方が良い。テーマも広いし、人数も多すぎた。
もう少し溝をじょじょに埋めることが必要だと思う。たとえば、男女同数で、このジェンダーギャップのリテラシーについて語るところからとか。
「ジェンダーギャップ不感症」の人、「私には関係ない、ジェンダーギャップを感じたことが無い」という人こそ、この番組を観て欲しい。
「で、自分はどうなの?」
まずは自分がアクションできるところから。そして自分の半径5メートルのところからアクションしていきたい。
「ジェンダーギャップ」をテーマにしていただき、番組に呼んでいただいたNewsPicksさんには感謝です。
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