コミュニティの立ち上げ期(0前、0→1、1→10)にやったこと。母親アップデートコミュニティ始動から半年!

こんにちは、”朝5時ブログの女” なつみっくすです。

気づいたら、母親アップデートコミュニティ(HUC)始動から半年!!

今のところ、特に期間は設けてないコミュニティだけど、半年で1区切りにしているコミュニティも多いので、そう考えると、もう卒業している時期ですね。

ほんとに、あっという間に半年が経っていたという感じで、でもここまでやったことを、私なりにまとめておいた方が良いかなと思って、今これを書いてます。

というのも、最近すごく「コミュニティ」という言葉を良く聞くし、色んなところで色んなコミュニティが立ち上がっている。私もそれを模索しながら、色んなコミュニティに顔を出したり、ついには、自分で立ち上げて、運営することになりました。この半年、私がやってきたことは、これからコミュニティを始める人や、今すでに始めている人にも、何らかしら役に立つことがあるかもしれない。

ということで、コミュニティ立ち上げ期にやったことを、今日はまとめてみたいと思います。

経験はないけど、起業と似ているような気もしていて、このあいだ
母親アップデートコミュニティ(HUC) のメンバーにおススメしてもらった、こちらの本も読みながら、これまでを振り返っていました。

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この本で書かれていることですが、

本のタイトルにある「0から100」の数字は、会社の成長段階(フェーズ)を表しているもの。それをいくつかのフェーズに分けて、それぞれでやるべきこと、チェックリストがまとめられている本です。

  • <→0>(ゼロマエ)起業前夜
  • <0→1>(ゼロイチ)顧客の発見
  • <1→10>(イチジュウ)商品の完成
  • <10→30>(ジュウサンジュウ)採用と組織づくり
  • <30→50>(サンジュウゴジュウ)新規事業開発
  • <50→100>(ゴジュウヒャク)上場に向けて

これを私たちのHUCに当てはめてみると、ゼロマエのフェーズで、参加メンバーが集まって、ゼロイチのフェーズで、色んなことを試している。そして、イチジュウで、外への展開を始めている。今は、それくらいのフェーズかなと思います。

ということで、本題に戻します。

今日ここに書いていきたいのは、コミュニティのゼロマエ、そしてゼロイチ、イチジュウのことです。そして、いつも試行錯誤しながらやっているのと、まだ挑戦の途中なのですが、実体験として何かの参考になればうれしいです。

まず、全体像から。

この図は縦軸に「メンバー数」、横軸が「時間」です。Facebookの非公開グループでコミュニティのやり取りをしているのですが、そのFacebookから取ったメンバー数増加のグラフに、コメントを入れました。

メンバー数については、正直あまりこだわっていません。最初から、こだわっているのは「熱量」です。

そして、これはちょっとしたポリシーなのですが、「コミュニティに入ってください」と声をかけることはなく、ただただ「こんなことやります」「こんなことやってます」を発信してきただけ。

そして、このあと細かく書きますが、メンバーは興味関心軸(NewsPicks好き、母親をアップデートしたいという強い想い)が合っている方だけに絞らせていただいています。特に100名を超えてからは、基本的には入会をストップして、この「入口」の設計は慎重にしています。

ゼロマエ(~0)は、旗の準備

1月23日に、NewsPicksの「WEEKLY OCHIAI」という番組で、「母親をアップデートせよ」というテーマで、約40名の母親ユーザーが集まりました。

それぞれが課題を持っていて、

  • 「母親としての自分、そして社会をアップデートしたい」という強い想いを持っている
  • そして、NewsPicks好き

という、尖った集まりだった。そもそも平日の22時からの生放送なので、その時間に”母親”が集まっているということは、何らかしらの家庭の都合をつけて、来ているということ。なんと岐阜や和歌山の遠方からも来ている人がいて、びっくりしたことを覚えている。すごい熱量で、番組はあっという間に予定していた60分が終わり、なんと延長戦も。

この番組の最後で、こんなに熱い想いを持っている人たちが集まっているのだから、これで終わらせるのは勿体ないよね、という雰囲気に。「コミュニティ作ったら、どうですか?」という、番組のモデレーターの佐々木紀彦さんの発言をきっかけに、「コミュニティを作ります」という宣言をした。

その翌朝に書いたブログがこちら。

WEEKLY OCHIAI発「母親アップデートコミュニティ」作ります!

いつでも旗を掲げられる準備をしておく

話は前後しますが、そもそも私がこの観覧に参加したのも、「もっと女性や、母親が活躍できる社会になってもいいのに」という課題を持っていたことがきっかけ。

「1、2、3」でジャンプ。母親アップデートコミュニティ立ち上げを振り返ってみた。

ホップ、ステップして、ジャンプできる準備をしていた感じ。その絶好のタイミングで、この番組観覧があって、そのあと旗を掲げることになった。

自分なりの課題(アジェンダ)を持つことが大切だよ、という話を最近よく聞きます。もともと、私がワーキングマザーとして抱えていた違和感だったり、自分の家庭環境などからもっていた違和感から、課題が湧き上がってきていた感じです。

いっしょにやってくれる運営メンバー探し

まず自分ひとりではできることが限られているので、運営メンバー探しから。

このタイミングでは、ブログやTwitterで発信を始めて、自分はこんなことをやりたいというのを言語化したのは大きかったかなと思います。

一番最初のブログで、「いっしょに運営をやってもいいよという方、連絡ください」ということを書いたので、それに反応してくれる人に個別に声をかけていきました。

このときに大切にしていたのは、“想い”

運営メンバーは何となく「全体の人数の1割」くらいがいいかな、と思っていて、最初にイメージしていたのは8名くらい。そのメンバーが集まったタイミングで、最初のミーティングをしました。

今思い返すと、このときから運営メンバーには、いろんな相談をしてきた。何でもフラットに相談できる仲間を見つけられたこと、集まってくれたこと、すごく奇跡的なことと感じていて、とにかく感謝しています。(なんか、感動)

関係者との調整も

このゼロマエのフェーズですが、関係者との調整も進めていました。このコミュニティがNewsPicksの番組きっかけということもあり、NewsPicksさん側に、当日の番組観覧者に連絡してもらう必要もあった。そして、これからコミュニティを発展させていくうえで、協力してもらいたい、逆にこちらから良い影響を与えられればいいなと思っていたので、そんな話をしました。

実は、ここの調整のタイミングで少し時間が掛かってしまった。

冷静と情熱のあいだに。

早くコミュニティを始動したいという焦りと、「私も入りたいです」という日に日に増す期待。そのなかで、冷静に地盤も固めていかなきゃという思い。

公認コミュニティにするか、しないか、という点の調整に時間が掛かったのが理由。結果的に、公認コミュニティは作っていない、そしてコミュニティの自由度が制限される可能性があるということで、公認にはしない方向で調整がつきました。

結果的に、この調整ができたことや、この時間は大切だったと感じています。公認ではないけど、良い協力関係ができたことは、この調整があったからかなと思っています。

ゼロイチ(0→1)は、旗を掲げる。そして、中で盛り上がること。

そして、2月の中旬にいよいよコミュニティが始動した。

WEEKLY OCHIAI発 「母親アップデート」コミュニティ始動!

とにかく、発信をつづけることは、このときから意識しています。

だれも見てなくても、ミーティングでどんなことを話しているかとか、私たちがどんなことを考えているか、ブログに書き続けて、Twitterとかで発信しつづけること。

「旗を掲げる」と言うと大げさな気もするけど、やっていることとしては、言語化して言いつづける。

共感してくれる人が、自然と集まってきた

ほんとにありがたいことに、発信をしつづけていると、「なんか、おもしろそう」と思ってくれる人が増えてきて、この活動に共感してくれる人が、自然と集まってきた。

ブログ経由だったり、TwitterやFacebook経由だったり、「入りたい」という問い合わせをいただくようになった。

その人が「母親」としてどんな課題を持っていて、どんなことをアップデートしたいと思っているか、NewsPicksのどんな所が好きか、をヒアリングするようにした。

中で盛り上がること

とにかく最初は、「中で盛り上がる」ことを意識していました。自分たちがアップデートされて、それを見せていくこと。自分たちが盛り上がって、それを見せていくこと。それで興味を持ってくれる人や、影響受けてくれる人を、1人ずつ増やしていく。

最初にやったBigイベントは、高濱先生と石山アンジュさんをお招きした「シェアライフ」のイベント。

石山アンジュさん『シェアライフ』母親アップデートコミュニティ読書会

とにかくオフ会とか、オンラインのミーティングとか、思いつくままにやっていた感じ。ざっと大きいものだけ挙げてみてもこんな感じです。

ブルーで囲ったあたりが、ゼロイチのフェーズかな、と思っています。

みんなで一緒につくっていく

どこまで自分で決めて、どこをみんなで一緒につくっていくか、そのさじ加減を意識しながら、試行錯誤しています。

基本的には「余白」重視!(笑)

そして試行錯誤しています、というのを外にも見せていく。(笑)

そんな感じでやってきたことを、ざっとまとめてみました。

コミュニティ名決定!外からも投票してもらう

NewsPicks発「母親アップデートコミュニティ」に決定!経緯を説明します。

→「母親アップデートコミュニティ(HUC)」という名前が決まった!

みんなの価値観を、がっつり共有しよう

「母親アップデートコミュニティ」キャッチコピー決めワークショップ延長戦

→この深い対話の時間は、大事だった!

コミュニティのキャッチコピー決定! みんなの価値観から

「母親アップデートコミュニティ」キャッチコピー決定!第4回目定例ミーティング開催!

→がっつり話し合って、決めたキャッチコピー。

「無敵の、つながり。母親を、もっとおもしろく。」

たった一つのルールは「だれも否定しない」これが安心に

私たちHUCのルール的なことが、1つだけあります。

それは、

「だれも否定しない」

ということ。

これを最初のフェーズで、明確に掲げたことが、みんなの安心感を生んだらしい。そんなつもりでやってなかったことが、明確に掲げることが大切。そして、それを何度も言い続けることが大切、というのを気づかせていただきました。

コミュニティは、「安心安全」をいかにメンバーが感じられるかが、大切とよく聞きます。こういったルールを決めること、そして、「このルール以外は自由です」というのを明確にしているので、その余白をみんなが埋めてくれる。

コミュニティ内のスレッドや、イベント、プロジェクトは誰が立ててもいい。スレッドが自由に立って、そこから井戸端会議が生まれてきた。

コミュニティでの「井戸端会議」

そして、オープンということも心がけてきた。

ミーティングで話した内容、イベントのことも、だれが見るか分からないけど、とりあえずブログに書く。そして、私たけではなく、メンバーが議事録やグラレコを残してくれる。

いつもだれでも見れるところにオープンにしています。ということが、安心安全を生むと信じてやっています。

イチジュウ(1→10)は、外に広げる

コミュニティを始めてからの最初の3ヶ月。中で盛り上がることに注力していた。そして、そこから外に広げることを意識するようになりました。

中で盛り上がりつつ、外への影響力も高めていく。

そして外の仲間探しをしていくフェーズへと移行していった。

ここでやったことは、

  • 公式メディア(Web、Twitter)をつくる
  • 外への発信をしていく(プレスリリース)
  • Twitterキャンペーン
  • クラウドファンディングで協力者集め
  • 子連れ100人フェス
  • 外とのコラボ活動をする

などなど。

イベントで見ると、この黄色の枠。

そして、メンバー数で見ると、こんな感じです。

メンバーは、100名を超えてからは、有り難いことに、ほんとに入りたいという強い想いを持っている方をお受けしている。募集しているわけではないのですが、ジリジリと増えているのは、そんな意味です。

ここまでかなり長くなってしまっているのに、書ききれない。

ほんとに今振り返ってみても、ブログに書いている記事もいっぱいあって、載せきれません。(笑)

せっかくなので、ほんとに大きいものだけ載せておきます。

大室先生、佐々木紀彦さんをお招きしたイベント

「母親が向き合うべきメンタルヘルス」大室正志 先生×佐々木紀彦さん HUCイベント

令和初めての「母の日」に向けて、Twitterキャンペーン

コミュニティでの「井戸端会議」

そして、初めてのプレスリリース

母親アップデートコミュニティが令和元年母の日に 新時代 #令和の母 のキーワード 3つの「S」を発信

初めてのクラウドファンディング

ありがとうございました!「子連れ100人フェス」クラファン終了。

クラファンで集めた応援者とつくった、子連れ100人フェス

子連れ100人フェス!ありがとうございました!

そして、こちらがFacebookグループのエンゲージメント(スレッド数、いいね数、コメント数)のグラフです。

ちょっと最近下がってきているかな、と心配していたけど、そうでもないかも。

3つの「ア」が、行動ポリシーに

自分がアップデートするだけじゃなくて、それを1人1人がアウトプットして、シェアしていくこと。それが自分たちだけじゃなくて、周りの1人1人をアップデートしていくキッカケになる。

そんな想いで、3つの「ア」が、行動ポリシーになりつつある。

  1. アップデート
  2. アウトプット
  3. シェア

かなり長くなりましたが、私たちHUCがどんなことをやっているか、それがこれからコミュニティを始める人の何かに役に立てばうれしい。

そして、ここまで6ヶ月間。HUCメンバーに支えられ、いっしょに創り上げてこれたことに、改めて感謝!

そして、この集まりは、いつも思うけど「奇跡」。

こんなに社会課題への感度が高くって、実行確率が高いコミュニティは無いと思う。そんな奇跡から、世の中を変えていけるとそう信じています!

いっしょにムーブメントを起こしていきましょう!

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